教育

校長による「哲学」の授業を参観して

英語で書くのに疲れると、筆休めに日本語で書きたくなります。きっと英語の場合、頭の中にあることがアウトプットされるのに手間取るので、ストレスが溜まるんでしょうね。こうやって日本語で考えながら書ければ楽なんですけど。 さて、先日近隣の私立中の「…

文房具屋さんで考える英語授業のノート活用術

文房具屋さんでいろいろ眺めているのが好きなんですが、ふと思いついたことがあったので、忘れないうちにメモメモ。 ひとつは、ロジカルノートの使い方。スイングロジカルノート A罫/7mm 【ブルー】 ノ-B501A-B出版社/メーカー: ナカバヤシメディア: この商…

一対一の指導が生み出す距離感と信頼感(全英連レポート1)

昨日、全英連に参加するために奈良に行ってきました。 この大会では靜先生が記念講演(公演?)をされましたので、それを楽しみに駆けつけたのですが、ただ聞くだけじゃなくてステージに上げていただき、院生メンバーで一曲歌って踊って来ました(笑) 曲は…

教育実習生に何を教えるのか

某所で実習生の研究授業を見る機会がありました。 今回ちょっと面白い試みだったのは、複数の授業者がほぼ同じ授業プラン&アクティビティで授業をしたこと。個人的には教育実習の在り方を考える、いい機会になりました。 実習生に、実習期間に何を教えるの…

英語科から「コミュニケーション能力」を取り除こう

一応やるべきこともちょっとは進んでいるので、たまには息抜きで戯言でも書いてみます。限りなくThink Aloudな感じの文章ですので、読みにくいのはご容赦を。 「コミュニケーション能力」がわかりません。 最近気がついたんですけど、「コミュニケーション能…

アンケートに答えながら見つめ直す自分の授業

SETC&ASTEKにも何度も来てくださっている埼玉医科大学の笹島先生より、アンケートのお願いをいただいています。すでに重複してご案内を受け取っている方もいらっしゃるかも知れませんが、「特に中学校の教員のデータが不足しているため御協力をお願いしたい…

合唱の秋(の思い出)

いろんな手続きやらお願いやらで所属校に。 そしたらちょうど合唱コンクール前の「プレ大会」の日だったようで、「せっかくだから聴いていけ」というお言葉に甘えて、自分が所属していた学年のプレを参観してきました。 あの頃、彼らは1年生で、まだまだ子…

学習英文法への気づき

土曜日に慶応大学で開催された「学習英文法シンポジウム」に参加してきました。 "pedagogic(al) grammar"という視点での専門的な振り返りは、亘理先生のブログ「教育方法学でつっぱる」の記事が秀逸ですのでそちらをご参照ください。専門外のぼくは思いつく…

学会の方が教員向け研究会よりエキサイティングだと思う理由

大学院生の身分になって、初めて「学会」というところに顔を出すようになりました。これまではずいぶん敷居の高いイメージがあり、関東ではいろいろな学会が催されてはいましたが、参加したことがありませんでした。 一方で、現職教員向けの「研究会」には、…

近日発刊!

ドキドキしています。 本当に幸運なことに、1冊の本を創りあげる過程に、立ち会うことができました。 来週ひつじ書房より刊行予定の『成長する英語教師をめざしてー新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り』という書籍に、柳瀬陽介先生、組田幸一郎…

教科書の役割、教師の役割

6日は関東甲信越英語教育学会(KATE)神奈川大会に行ってきました。 一昨年は埼玉大会(獨協大学)でワークショップのお手伝い、昨年は茨城大会(筑波大学)に見に行って、今回で3回目の参加。これまでぼく自身もあまり縁のなかったアカデミックな集いだけ…

副教材を教科書音声CDだけにする

少し前のポストで、新しい教科書への移行により「副教材の選び方も大きく変わってくるでしょう」と書きました。新教科書には、本文だけでなく、リスニング問題や、ちょっとしたパタンプラクティス用のイラストなどの「おまけ」が充実する傾向があるからです…

「夏休みの宿題」に意味はあるの?

暑い暑い。でも、もうすぐ夏休み。あと一息です。 今日はそんな楽しい楽しい夏休みにやってくる子供たちの天敵「夏休みの宿題」について考えてみます。 中学校の夏休みの宿題って、何が一番意味があるんだろう、と時々考えます。これまでの私は、 (1)英単…

文章に焦点を合わせる

大学院でいろいろな論文を読んでるけど、昨年は全部紙に印刷してました。春休みにまとめてファイリングしてみたら、結構な量になりました。視覚的に「これだけ読んだ」と認識出来るのは、それなりに充実感を味わうことができていいですね。紙メディアの良い…

質問に答えるということ

今月号の大修館「英語教育」には、我らがS大学関係者がたくさん登場しています。英語教育 2011年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2011/05/14メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 特集「生徒からの質問にどう答えていますか…

アクティビティー考

世の中の人たちがどんなキーワードでこのブログにたどり着いているのかが興味深くて、アクセス解析のキーワードをよくチェックします。 年間を通していつも検索されている「音読」みたいな語もあれば、「比較級」「関係代名詞」などのように文法事項に関わる…

わが子が危ない

ネガティブなことを書くのはあまり好きではないのですが、あまりにひどい見出しがぼくのまわりのオフライン世界でも結構話題になってるので、ちょっとだけ某誌の中学校英語批判、についての批判。 先生任せでは、受験でつまずきます! 「英語授業」激変! わ…

受けるのが楽しみになるペーパーテスト

STEP英語情報7・8月号の「テストで英語好きを育てるために」をご覧になってこのブログにきてくださったみなさん、ありがとうございます。 こちらは、この連載の第2回と第3回を担当させていただく筆者が、日頃の教育実践を綴っているブログです。今回は、…

Have a DO-S sprit in your heart, have a smile on your face

To make the students relaxed in my English lessons has been the most important task as an English teacher for me. For that purpose, I was smiling all the time, joking every five minutes, showing funny videos with an iPhone. And furthermore…

「コミュニケーションへの関心意欲態度」を斬る

みんながあまり語りたがらない「コミュニケーションへの関心意欲態度」の評価について考えてみようと思います。 たぶんみんな実は一番気になってるけど、「実際にどうやってつけているか」ってほとんど話題にならないですよね。提出物などで「意欲」を測って…

春休みのうちに読んでおきたい「授業開きに役立つ5つのアイディア」

4月です。 新年度ですので、ブログ内の検索ワードにも「学級通信 名前」など、新たに学級・学年をスタートさせるにあたり、準備をしているみなさんの様子がうかがい知れるものがちらほら。ちなみに学級通信の名前について書いた過去記事はこちら。昨年から…

FormよりMeaningに着目した教案づくり

うちの先生が「教案なんて読む必要ない」「授業プランは自分のために立てろ。」という刺激的な記事を書いて下さった翌日くらいに、月刊「英語教育」の次月号予告に「教案」の文字を見つけて以来、gkbrドキドキしながら発売を待っていました(笑)という…

もしも世界のポピュラーな言語がギターだったら

もしも世界のポピュラーな言語がギターだったら、ギターを第1言語としない日本では、学校でのギター教育が課題に。以下、いろいろな試行錯誤を繰り返す。 もしも世界のポピュラーな言語がギターだったら、中学校では楽譜をタブ譜に置き換える「訳読」が授業…

The importance of good coaches and good materials

Before starting my report, I must confess that I've just started going to a guitar class. Once a week, I go to Urawa with my guitar case on my shoulder and take a 40-minute lesson.I've planned to try something new while I am a university s…

外国語が出来たら日本のテレビでニュースなんて見なくなる?

2週間ほど前の夜中、Twitterのタイムライン上に"Mubarak resigns"の文字が流れました。 あわててベッドから飛び出てテレビをつけてみたものの、どこの局も現地からの中継をしていない。通販番組がただ流れているだけ。BSの各民放のニュース用チャンネルも然…

イマージョン校の未来

さて、先日イマージョン教育に取り組む某教育施設を見学してきました。いろいろ考えさせられることが多くて、勉強になりました。大阪帰りの翌日だったのでちょっとしんどかったけど、行ってよかった。 特殊な環境ゆえに、視察受け入れの態勢がしっかり整って…

英語教育雑誌を創ろう!

いろいろなご縁により、今月号の『英語教育』誌に拙稿を載せていただきました。さっそく読んでくださった方からいろいろなフィードバックをいただき本当にありがたいところなんですが、せっかくですので自分に足りないところがありましたら、そういったアド…

Get IC recorders in your English classes

Our teacher, Dr. Shizuka gets angry every time he sees an English lesson in which the students try to speak in English but the teachers never correct their students' English. He always says to us, "Why don't English teachers do their own j…

生徒が嫌がる掃除場所を一番人気にするハック

掃除をやらない子がいればもちろん指導しますが、できれば怒鳴らずに「みんなが掃除をしている」状態にしておきたい。「やらないと怒られるから」という怯えではなく、できることなら「掃除も楽しい」と思わせたい。 でも、生徒たちが担当する掃除場所は、ど…

中学生にも「手帳術」を

「生活記録ノート」ってありますよね。 中学校では、翌日の授業の用意と日記が書き込めるようになっているノートを買わせたりすることが結構あります。年間で1冊になっているタイプと、学期や前後期で1冊ずつになっているものがあって、サイズ的にはたいて…