粕壁小・春日部中研究発表会

 前任校が文部科学省の研究発表会を行ったので、見に行ってきました。3月まで教えていた子達に久しぶりに会えて楽しかったです。ワーワー・キャーキャー出迎えてくれたので、ちょっとだけ「空港に降り立ったヨン様」気分。(^^;

 小中合同で研究発表でしたが、中学校の方の授業しか見られませんでした。一日開催だったら両方見られたんですけどね。残念。主に中3の授業を見てきました。内容はスピーキング活動中心に、小学校との違いを意識して、文法的な意味での運用能力を前面に出してましたね。

授業の流れ

  • あいさつ
  • 歌"We Are the World" …元気に歌うなぁ
  • Short Q&A …クラスをALTと半分に分けてQ&A
  • Who Am I?(関係代名詞を使ってヒント)
  • トピック・トーキング …ペアで決められたテーマで1分会話
  • 参観者と英会話

感想等

 今年の初めに私が授業をやったときも思ったのですが、生徒がどんなによく活動してくれていても、「小学生はあんなに発音がいいのに…」と比較して言う人がいます。でも中学生が求められてる英語力って、発音だけじゃないでしょ。インプットされた情報を必要なときに引っ張り出してこれる力。fluencyってそういうことだと思います。あれだけスラスラと「言いたいこと」が口から出てくるなんてすごい、と思いました。

 3年生の授業を見てて何よりいいなぁと思ったのは、あの和やかな雰囲気。先生のキャラクターも大きいかな。でも友達が英語で言った内容について笑っていたり、英語で注意していたりしてすごいなぁと再確認。そしてたくさんの人前でもあれだけ堂々と英語でやりあえてしまう(そもそも参観者のところに自分から行く生徒が多い!)度胸とか表現力。こういうのは、他教科の授業とか、行事とか、部活とか、生徒指導とか(笑)、いろんなことを通して培われていくんでしょうね。アトラクションとかを見ていて、そう感じました。ああいう頑張ってる姿を1・2年生にも見せてあげたいよなぁ。部活とか行事は自然に「見せる」ことができるけど、「3年が授業頑張ってるところ」なんて体育以外見せられてないからねぇ。当たり前の事かもしれないけど、ホントはすごいことなんだけどなぁ。

 いずれにせよものすごく刺激になりました。最近感じてたよくわからない焦りとか、嘆きとか全部ひっくるめて「もうちょっとがんばらなきゃな」と思えた一日でした。