先日のリンクスワークショップで川村先生(春日部・大沼中)が「試しに」やっていた活動です。「これは使えそうだ」ということで、さっそくやってみました。
やり方は簡単。ペアで向かい合わせで座ります。ここで教師がが一つの質問をします。(ALTがいれば、ALTの方が面白いですね)
例えば、
Q.What color does Mike like?
なんて風に聞きます。理解力に差があるのでQuestionが言われてから、ペアで質問の内容を確認するのはOKにしています。(最終的にはそれもナシにしたいのですが…) もちろん答えを言ったり、ジェスチャーなんかを使っちゃうのは禁止です!
次に答えを叫びます。"Ready Go!"でふたり同時に答えを叫びます。
Student A: He likes blue! Student B: He likes blue!
こんな風にふたりの答えが一致したら1ポイントゲットです。(答えが正しいかどうかは関係ありません) というわけで、当然答えが複数考えられて、迷いそうな質問をするのがポイントです。その他に質問例として考えられるのは、
・What is the most popular sports in Japan? ・What country has Mr.○○ been to? ・What Japanese food Ms.○○ like?
などなど。学年によっていろんな文法事項を組み合わせることも可能でしょう。それから、基本的なアンサーフォームの確認をする意味で、「文」で答えるようにさせています。("Blue!"だけじゃ簡単ですからね)
答えが一致したペアはハイタッチでお互いに祝福。みんなギャーギャー言ってます。(笑) そのあと、内容によっては「本当の答え」を確認します。質問文にあった人物(主に教師やALT)に全員で質問をします。
What color do you like?
ここで疑問文の形もチェックできるわけです。主語がさりげなく入れ替わるのもポイントです。その人が言った答えと、ペアが選んだ答えが一致したらさらに1ポイントゲット。何問かやってポイントを競います。結構盛り上がりました。例文に生徒の名前を使えば、その個人にみんなから質問させることもできて面白いです。
この活動のいいところは、
- 文法的な復習が楽しみながらできること
- 「聞く」「言う」という活動が両方できること
- 相手の興味や人格を考えてあげる機会になること
などが考えられます。道具も要らないので、ウォーミングアップや時間が余ったときなんかでも十分に楽しめます。