4観点と5段階評定(追記)

 2学期の通知表も無事渡し終わりました。というか、3年生なので11月末には2学期成績→内申点と算出してあったので、この時期特にあわてて出した訳じゃないんですけどね。

 ところで、今回はぶっちゃけ評定どんな風に出してますか?という話。

 みなさん、いろんな評価の材料を点数化して観点別にまとめ(Excelなんかに入力して並び替え)、ある程度で区切ってABCをつける。そして4観点の評価を並べて、

  AAAA→5
  AAAB→4
  AABB→4
  ABBB→3

みたいに、5段階の数字を決定してるんですかね?

 私はちょっと違います。だって3段階で評価した物を5段階に換算したら、ひずみがうまれるにきまってるじゃないですか。最初のウチはそうやってたけど、どうも納得いかない。もちろん微妙な子は手動で調整すればいいんだろうけど、結局手動でも悩んでしまう子が多いし。

 というわけで、今回は私の算出方法を(特別に)ご紹介。これが果たしてOKなのかは不明ですが、とりあえず私はこんな風にやっています。

 4観点については、同じように様々な評価材料を合計して、

  75%以上→A
  50%以上→B
  50%未満→C

としています。これは、どの観点についても同じです。重みも変えてません。そのためにはもちろん評価材料となる物がそれくらいの数値になるようなテスト(評価)である必要があります。簡単に言えば、平均点の「設定」を間違えると、評定も偏ってしまうことになるし、どのテストも同じくらいの難易度である必要があります。

 さて、このように算出した4観点を並べて、その平均を出します。例えば、

 関心 表現 理解 言語  平均 
 78%  68%  81%  64%  72.8%
   A   B    A   B

 その平均パーセンテイジについて、

  90%以上→5
  70%以上→4
  40%以上→3
  20%以上→2
  20%未満→1(臨機応変に)

という風に5段階に読み替えています。例の場合はギリギリ4になります。こうすることで、4観点の段階で「Bの上」とか「Aの下」の子たちの微妙な差を5段階評定にある程度反映してあげることができます。これにより結構(というかかなり)妥当な数字が出るようになったと思っています。

 もちろん反対に「AAAAで4」なんて子も生まれることがあります。Aは75%でもらえるけど、「5」は90%ですからね。当たり前です。この辺が微妙なんですが、私はこの算出方法や意図を生徒に予め(そして必要に応じてその都度)説明しているので、今のところ苦情はあまりありません。

 これってまずいんですかね? なんか聞きづらくてあまり人に聞いたことがないんですが、実際評定を出している他の先生方のやり方を伺ってみたいです。よかったらコメント欄にどうぞ。