紅白雑感

 なんだかんだ言って毎年見てしまう紅白。必死にアドリブを連発して空回りするみのもんた。曲間に余韻を楽しむ間もない進行。過度な演出。余計なバンクダンサー。落ち着かなさは相変わらずですが、素直に歌で聞かせた美川憲一、森山親子、Dreams Come True山崎まさよしSMAPあたりはよかったです。歌合戦にしようよ。隠し芸大会じゃなくてね。

 戦後60周年ということで、広島・長崎・沖縄を歌ったものも多かったですね。森山良子の「さとうきび畑」よかったです。でも日本の反戦歌ってどこか視点がローカル。(そうでなければ客観的すぎる) 被害者の立場としての歌も大切だと思いますが、それだけではなくもっと広い視点のものがあってもいいと思います。今回で言えばユーミンwith friendsのような現実的にグローバルな取り組みの方が前向きで、結果として「反戦・平和」なメッセージになるような気がします。戦勝国でHappy Xmas(War Is Over)が生まれたことを考えると、日本でももっといろんな歌が増えていって欲しいなぁと思います。