写真でひとこと


 昔「一人ごっつ」という番組でダウンタウンの松ちゃんが、パッと見せられた写真について一言でコメントをするというコーナーがありました。ナンセンスあり、意外性あり、(というかなんでもあり)で、結構好きなコーナーでした。あれを英語でやったら面白いだろうなぁ、とある日思いつきました。

 たとえば上の写真。みんななら何て言いますか? ちなみに松ちゃんのコメントは、

  「…お父さん……ぼくだよ………」

でした。(笑) 英語で言えば、 "Dad! It's me..."ってところでしょうか。これくらいの英語だったら中学生でも英語で言えるんじゃないか、と思うわけです。

 この活動をやる際、2つのパターンが考えられます。1つは写真の中の人になりきって気持ちを代弁する上記の「ひとりごっつ」パターン。もう1つは写真そのものを描写するパターン。英検の二次試験面接でやりそうな活動ですね。だから同じ写真を使っても"I'm hungry."と言わせたり、"He looks hungry."と言わせたりできるんです。学習者の到達レベルや学習内容と連動させると効果的でしょうね。

 最初のうちは、松ちゃんのコメントの中から簡単に英語にできそうなものを選んで、いくつか聞かせてみるのも面白いかも知れませんね。リスニングの練習になるし、表現方法を知るチャンスにもなります。(TOEICのリスニング問題みたいですね。あ、でもあの形式は見直しが進んでるそうですね。「あまり実践的ではない」ということで…。)なによりウケるためにはどんな工夫が必要かを学ぶことも出来ます。(これが結構大事ですよね(^^;)

 慣れてきたらみんなにもコメントにチャレンジしてもらいます。写真はいろんなところから探してきてもいいでしょうし、学校生活をデジカメで適当に撮り貯めておいてTVにケーブルをつないで見せながらやるのが面白いでしょう。先生の写真とか、友だちが写ってたりするだけでみんな喜んで画面を見てくれると思います。

 昨年の春休みに浮かんだこのアイディア。いつか試してみたいな、と思いつつ、教室にTVのない現任校でどうやってやるか、いまだ思案中…。うーん。(^^;