野洲高校全国制覇!

 いやぁ、面白い試合でした。そしてすごい結果でした。昨日の高校サッカー決勝。滋賀県野洲高校が日本一ですよ。延長後半しかリアルタイムで見られなかったんですが(ってそこが一番盛り上がったんですが)、あのヒールパスからクロス、そしてゴール。感動しちゃいました。

 体格・スピードで上回りソツのないサッカーをする鹿児島実業。アイディアとテクニックを奔放に駆使する野洲高校。対照的な二校による決勝戦は、「野洲高校サッカーを変えるのか?」という観点で語られることが多かったですね。実際夏合宿ではほとんどボールを使わない鹿実と、平日2時間半の練習の内2時間はボールを使ってゲーム形式の練習という野洲。ホントに対極にあります。そしてそんな野洲が優勝できたことは、いろんな意味で学生スポーツの在り方を考えさせられるものでした。あ、ああいうやり方もアリなんだ!って。

 市立船橋の布元監督の言葉として紹介された「中学校で技術、高校で戦術・気持ちを身につける」というのも印象的でした。3年間で完成させる必要はないんだ。3年間で燃え尽きさせちゃだめなんだ。「勝つ」ために「楽しむ」のは矛盾しないんだ。そう思います。部活動の在り方についてずっといろいろ悩んではいたので、少しだけ心が軽くなりました。

 見ていて楽しくて、わくわくするような野洲のサッカー。自分自身も見ている人も楽しめるのって素敵です。やっぱりそのスポーツを好きになってもらいたいじゃないですか。もちろんものすごい努力に裏打ちされたものだとはわかっていますが、ああいうのもあるんだったら、またサッカー部持ってみてもいいかな、なんて思いました。

 さてビデオに撮っておいた試合を見てみたら、延長前半で何故か途切れてました。リアルタイムで見た分と合わせるとちょうど1試合分ではあるんですが…。あのゴールシーンもう1回見たかったなぁ…。