県立入試問題に思う

 県立高校後期入試の筆記試験でした。さっそく教育委員会に行って問題用紙をゲット!いやぁ、やっぱり難しいですねぇ。埼玉の入試問題って。

 まず、長文が長い!(当たり前?) 普段読んでる教科書のテキストからすると、何倍もの長さです。たぶん1レッスン(4ページ分)くらいあるんじゃないかな。いつも1時間で1ページ読んでるようなペースじゃ、ああいうの読めるようにならないんじゃないか。もちろんレッスンをまとめてやることでReadingやListeningの練習をしたり、選択授業で長文に取り組んだりしたけど、あれじゃ十分じゃないような気がする。(もっとも教科書を終わらせるのにも時間はかかるわけで…) 精読より多読がより求められていくんですね。

 あとは「最後の表現する力を問う問題」ですね。今回は4つの個性的な町についてのやりとりを受けて、自分はどの町が、どういう理由でよいと思うか、を語ります。これって2学期の期末試験にぼくが出した「○○町のよさを英文で書きなさい」という問題と類似してるので、彼らがちゃんと書けてるといいなぁ。これも、"Which would you like to live in?"なんて英文で聞いてて、質問の意味をしっかり理解できなかった子も多いのではないかと心配。would you likeって定着しづらい表現な気がします。

 ところで、数学なら大きな1番の(1)(2)の基礎的な計算、国語なら漢字みたいな基礎的な問題がもっとあってもいいと思うんです。英語の苦手な生徒に「何を勉強すりゃいいんだよ?」って聞かれると本当に困ります。「この単語練習しておけ!」っていいたいけど。単語が少し書けただけでは、点数につながらない。是非「単語」って設問を作って、曜日とか数字とか書かせるような問題を作って欲しい! より実践的、よりオーセンティックな問題、とがんばるあまりに学習者の中学生を少し置き去りにしている気がします。

 なんとかならないですかね。