グループエンカウンターで授業開き

 新学期が始まって、日々のアクセス数も増えてきました。リンク元を集計してみると、英語教育関係のキーワード検索からこのサイトにたどり着いた方が多くなってきています。(春休み中は音楽関係がほとんどでしたから…(^^;)

 さて、来週はいよいよ(やっと?)授業開きです。一年生は不安と期待を持って臨んでくれそうで、今からドキドキです。ちなみに自分のクラスで聞いてみたところ、「不安だ」というこの方が多かったです。「1年後には逆転させてあげよう!」と宣言しておきました。(w

 例年最初の授業では前半はオールイングリッシュで圧倒してしまう。後半は「1年後は今のが全部わかるようになるよ」とフォローしつつ、授業の約束事を確認していく、というのが基本的な流れでした。それは前任校が小学校で毎日英語を学習した子たちが多数入学してくる、という特殊な環境にあったからこそできたことです。反応もよくて、中一の最初の授業とは思えないノリでした。

 しかし、今年は同じようには行かないでしょう。町内では比較的英語学習に力を入れている小学校から来るとはいえ、研究開発校とはわけが違います。また学習そのものに抵抗感が強い子も多いんです。そして学校の課題でもありますが、クラスのメンバーが大きく変わらないことから人間関係が固定化されがちです。そこで今年の授業開きでは、あまり英語を使わずに構成的グループエンカウンター的手法を取り入れながらゆっくりとやってみたいと思っています。

 とりあえず考えているのは「バースデーライン」という活動。生徒が言葉を一切発さずにコミュニケーションを取りながら、誕生日順に一列に並び替えるというもの。指で数字を示しながら、いろんな友だちと順番を確認していきます。(2・3年生だったら、最後に自分の誕生日を英語で言わせてみても面白いですね) タイムを計ってクラスごとに競わせてみる予定です。この活動でお互いに協力する人間関係を意識させたいと思います。
 同時に「言葉って便利でしょ?(=ないと不便でしょ?)」ってことも体感して欲しい。言葉が、人と人とつなぐ大切な道具であることを学んで欲しいんです。そういう説明を活動後にしてみようと思います。

 後半は授業での約束事を一つ一つ確認します。あまり英語は使わずに、日本語で説明することで、とりあえず安心感を持って授業に臨んでもらえるようにしようと思っています。自己紹介とかは2回目以降かな。

 みなさんは、どんな授業開きをしてるんでしょうか? いろいろアイディアを集めたいですね。