英作文の採点基準

 今日は中間テストでした。問題が完成したのがギリギリだったので、誤植とかも少しあってちょっと不満。こだわるときりがないんですが。

 さて、3年生には英作文の問題を出しました。お題は「修学旅行・京都での思い出」について5文で書く、というもの。授業で「5分で5行」を時々やっていたので、結構書けていた子が多かったかな。

 さて、テストで英作文を出すと、苦労するのがその採点。もちろん出題形式によって採点基準も変わるんだろうけど、「いっぱい書かせる」のと「正しく書かせる」のでいつも迷います。今までは「5行以上書きなさい」として、1文2点×5だけど最高10点という配点でした。「多少ミスがあっても、6文・7文書いてあれば、プラスして10点になるよ」として、いっぱい書く意欲を掘り起こしていました。ただこれをやると、内容や文のバリエーションが評価しづらい。同じような文を並べただけでも合っていれば10点だし、たくさん書いても間違いだらけだと10点にならない。作文の点数化って難しいですね。国語の先生にもアイディアを聞いてみようかな。

 ということで、今回は新しい採点方法を試してみます。配点は8点。生徒は5文しか書けません。6文以上書いても上から5文だけをみて評価します、と伝えてあります。意味の通る分が1文書けてれば1点で最高5点。ここで「量」をカウントします。「意欲」ともとれるかな。そして、それに最大3点の「内容点」をプラスすることにしました。内容点の基準は、

  ○同じ文を繰り返している。内容がデタラメ。…0点
  ○事実のみ書かれている。似た文が多い。  …1点
  ○いろいろな動詞が使われている。     …2点
  ○感情や様子を表現したり、接続詞などが使われている。…3点

としてみました。これで「質」を測ろうとしています。例えば「4つ文を書いたけど、英文はどれも似ている」って子は、

  英文点(4点) + 内容点(1点) = 5点

となります。

 果たしてこれでどんな結果が出るか。また生徒がより意欲を持ってテストに取り組んでくれるか。(もちろんそのために授業に取り組んでくれるか) テストが変われば、生徒のやる気も変わるように思います。だから、上手く生徒のやる気を引き出すテスト作りをしていきたいなぁと思います。採点方法でいいアイディアがあったら、みなさんも教えてくださいね。