サッカーW杯に思う


 みんなが盛り上がってるとなんとなく大きな声で言うのが恥ずかしくて、W杯のこと、全然書いてませんでしたね。普段サッカーの話しない人たちの多くは「なんだ、日本弱いじゃん」とか「やっぱりねぇ。世界のレベルは違うんだよ」なんてシニカルに言う人が(少なくとも私の回りでは)多くて、そんな「自虐的な控えめさ」が私は嫌い。うまく説明できないんだけど。

 他の出場国の国民ってどんなノリなんだろう? サッカー好きは盛り上がってるのは当然として、フツーの人たちはどんな風に受け止めてるんだろう? なんかこの辺に日本人のメンタリティというか、文化的な違いが(時として欠点が)あるんじゃないか、なんて思うんです。うなく説明できないんだけど。

 ということで、私の観戦スタンスはいたってノーマル。純粋に「勝てばいいなぁ」「勝ってほしいなぁ」って応援しています。結局そういうサポーターの数の多さが(絶対数とは限らないけど)、その国の強さに影響してるような気がします。うまく説明できないんだけど。

 そしてオリンピックもそうだけど、「国家」という器を考えます。「祖国」とか「母国」っていう概念が、日本人にはあまりないかもしれない。だからって話題の改憲議論をするつもりはないけど、「そんな風に祖国を思ってる人が世界中にはたくさんいるんだ」ということは、もう少し知っておいてもいいと思います。ナショナリズムを煽るつもりはないんだけど、選手たちのモティベーションに「日本にはないもの」がいくつかあるような気がするんです。もちろんその反対だってあるでしょうが。うまく説明できないんだけど。

 次は、ブラジル戦。ガーナだってチェコに勝ったよ。リバプールだって0−3からミランに勝ったよ。え?「日本代表にエシアンやジェラードはいないだろ?」とか言わない、言わない。