って、ただのリーディングテストなんですけど、買検(かいけん…買物検定)なんてのもあったから、ネーミングには一応こだわろうかなと。あと「検定」というからには級を設定することもあります。今回は普通に採点しましたけど。
学期に1回実施しているので、本当は継続的に同じ目で(耳で)見られる(聞ける)ように、私自身が採点をすることが多いんだけど、今の3年生はALTと一対一でやりとりをする活動をあまりしてきてないようなので、今回はALTに採点してもらいました。
評価の観点は以下の3つ。あんまり複雑にしないように、ALTと相談して決めました。
(1) Accuracy (2) Pronunciation (3) Fluency
その上で総合評価をつけます。どれも5段階評価です。
受験票を配って、ビンゴマシーンで最初の生徒を決めたら、1人ずつ廊下に行ってALTの前で教科書を読みます。生徒は自分の教科書じゃなくて、私の普通の教科書を使います。カタカナ振っちゃってる子もいますからね。一応。
ページを指定することもありますが、今回は2レッスンの中から「自分が読みやすいページ」を自由に選ばせました。どのページを選んでも評価は平等にします。(級別にするときは、ページの難易度に応じて級を分けます。こうすると、難しいページにチャレンジする生徒が増えます) ALTがその場で採点して、受験票に評価を書き込んで返します。
待っている生徒は声に出さなければ練習していてもいいことにしています。またライティングやリーディングの課題を配っておきます。(今回はEmailの読み取り→返信のライティング練習プリント)
ALTの前で読むのは予想以上に緊張したようで、思い通りの結果が出ずに悔しい思いをした生徒も多かったようです。でも「もう一回やりたい!」って子が多くて、効果はありましたね。ネイティブに認められるってのが、やっぱりうれしいんです。
それから、ALTの評価が結構辛かったのがかえってよかったみたい。5段階で5をケットしたのはクラスに1人いるか、いないかくらい。私が採点してたら絶対もっと甘かったと思う。でも、廊下から戻ってきた生徒にみんなが「どうだった?」と尋ねてて、5だったりすると、「おおお〜!」ってどよめきがあったりして結構いい雰囲気でした。「こいつすげぇ!」みたいな。いい点あげるだけが「やる気」を育てるんじゃないんですね。
受験票(評価用紙)のダウンロードはこちら。
yomiken.doc
ちなみに1ページに2種類載せておきましたが、ページ選択制用の「選んだページ」を書く欄があるやつと、ないやつがあります。