ULTRA BLUE / 宇多田ヒカル

 明日が終業式。やっと夏休みです。長かったな、一学期。

 というわけで、夏休み中は英語教育ネタはやや薄まるかもしれません。さすがに毎日授業やってるときほど、ネタ浮かびませんもんね。まぁ、そういう時期だからできるリクエスト受付とか、テーマを決めて特集とかも面白いかもしれませんね。当然ながら音楽や映画のレビューも増えるでしょう。ということで、さっそくCDレビュー行ってみましょう。

ULTRA BLUE

ULTRA BLUE

 宇多田のアルバムは全部そろえてるんですけど、コレは結構上位に入るかも。"Be My Last"とか"誰かの願いが叶うころ"みたいに収録されるシングル曲は年々地味になってきてるんだけど、ぼくは好きなんですよね、ああいう曲たち。特に"Be My Last"のような吐き出すような「生な感情」があまり加工されないまま曲に乗ってるのが素敵。

 もちろん宇多田的「作られた世界」も好きです。"COLERS"とか"Traveling"みたいなポップでウェルメイドなやつね。でも、アルバム"DEEP RIVER"あたりから強く感じるようになったストレートでプリミティブ(原始的)な空気が、より宇多田らしいと最近は思うようになりました。"Automatic"とか"Fast Love"のような初期の比較的キレイ目な曲たちでさえ、どこか外しているような感じがするんですよね。そういうのが、何かひっかかるのかも知れません。

 アルバムのキモは3曲目の"BLUE"かな。シングル曲とアルバム曲をうまくシンクロさせるような働きをしてるような気がします。