- アーティスト: Thom Yorke
- 出版社/メーカー: XL Recordings
- 発売日: 2006/07/11
- メディア: CD
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夜、車の中でこのアルバムを聴くべきだ。部屋でも、ヘッドフォンでもなく、音はカーステレオから流れてくる。運転に集中しているのか、わからなくなる。もちろんハンドルはしっかりと握られ、コントロールされている。トムの声が聞こえる。やがて頭の中はトムの声で埋め尽くされる。
"You are a fool, you are a fool"
同じ運転中でも、昼と夜じゃ全然違う。窓の外を流れる景色が違う。色が違う。スピードが違う。最高のリスニング・ポイントは「夜9時頃の国道122号線」だ。何かが頭の中で弾ける。
radioheadがtoo muchな時期もあった。基本的に冬の方がよく聞いていたと思う。でも、なぜ今Thom Yorkeに再びヤラレてしまうんだろう。心がradioheadを受け入れる余裕ができた、ということなのか。radioheadを求めるほど追い込まれている、ということなのか。
そしてそんな頭の中の混乱を、このアルバムは「消して」いってしまうのだ。