SHOUTING DICTATION

 その名も「シャウティング・ディクテーション」です。ALTが「向こうの(豪州の)英会話学校でよくやってたんだ」といって教えてくれた活動です。2チームに分かれてお互いに英文を読み合い、書き取るという簡単なので、さっそくやってみました。

 教科書などの本文を印刷したA/B2種類のハンドアウトを用意します。それぞれのハンドアウトには、英文が交互に空欄になるように印刷してあります。Aが空欄の部分はBに、Bが空欄の部分はAに印刷してあるわけです。

ハンドアウトA

Then, the Bhutanese tried 
(                                    )
In time,the rice harvests became big.
(                                    )

ハンドアウトB

(                                    )
Nishioka's way of growing rice.
(                                    )
They asked him to help them more.

 これを列ごとに分けて配ります。隣同士で分けてもいいし、教室の右左や前後で半分に分けてもいいでしょう。ここで、Aチームが英文を1文ずつ読み、Bチームが書き取る、という作業を交互にやっていきます。 

ペアでやるかグループでやるか

 SHOUTINGなので、今回我々はAチームとBチームを教室の両サイドに立たせて、「せーの」で叫ばせました。ただ本当に「叫ぶ」感じになると、英文を雑に読んだり、みんなとそろえようとして不自然な読み方になってしまいました。その辺はやはり課題です。

 席に着いたまま隣同士のペアでやらせると、聞き取れなかったところを聞き返したり、スペルを確認したり、より個人にあった学習ができるようになりますが、英文が正しく読めない生徒への配慮が必要になります。今回は活動前に一度全体を音読練習しました。本当の意味でのDictationではなくなってしまいますが、生徒の現状を考えると必要な作業だと思います。

 その他、生徒の到達度に合わせて、(  )の長さや数などを変えてみても面白いと思います。