コミュニケーション力の測定1

 「コミュニケーションへの意欲・関心・態度」を測定するのって難しいですね。面接テストなんかを分析・評価するとしても、どういう状態が「意欲がある」と言えるのか、がポイントでしょう。

 大切な視点は「積極性」と「粘り強さ」じゃないか、という話を聞いて、自分としては結構納得しています。会話テストや英作文なんかでも、たくさん話そうとする(書こうとする)人をやはり評価してあげたいですね。その場合、話した相手の数や書けた英文の数を「意欲」としてカウントしてあげればいいので、比較的シンプルです。

 一方、「粘り強さ」を評価するのって難しいです。例えば、「3分間でいろんな人と話しなさい」という活動をした場合、ある生徒は1人としか話せなかった。でも、その1人となんとか会話をつなげようとブロークンな英語で会話をしていた。これって十分立派ですよね? でもこういう力を評価してあげるのって難しいなぁと思うんです。

 来年のスピーキングテストやライティングテストでは、こういう力も評価してあげられるような工夫をしてみたいと思っています。いいアイディアがあればお寄せくださいね。