パラパラマンガでプリント捨てない!

 授業中配布するプリント類。学期末にちゃんとファイリングしてるかチェックしたりしてますが、中学生ってきれいにとっておくことができません。まぁ自分も学生時代を思うと恥ずかしい限りなのですが、配ってすぐ教室に落ちてたりすると、一生懸命作った方としては切ないものです。というか暴れます。

 そこで、プリントを捨てないでとっておいてもらえる秘策はないものか、いろいろ考えてみました。まず最初におこなったのはナンバリング。配布するプリントの右下に番号を振りました。毎回連続する番号で振って行くので、あとで何番のプリントが抜けているか、本人も教師もチェックしやすくなると考えました。ちょっとだけ面倒ですが、お休みした時に配られたプリントなんかが確認できるということで、生徒からは好評です。ALTが配布するプリントも含めて通し番号にしています。

 そして、今回の考案した秘策中の秘策がこれ。

 そうです、プリントの右上にパラパラマンガを描いてみることにしました。ええ、本気です。よくヒマそうな生徒が授業中にやりそうなことですが、今回はあえてこっちから仕掛けてみました。毎回「棒人間くん」が少しずつ動いていきます。まだ数枚しか配っていないので、ストーリーにはなっていませんが、これからどんなドラマが巻き起こるか、私も楽しみです。棒人間なら絵が苦手な人でもチャレンジできるんじゃないでしょうか。

 これも生徒には(たぶん)好評です。プリントが配られるのを今か今かと楽しみにしている生徒もいます。これならプリントなくさないはず。1年間終わったとき、自分だけパラパラできないのは哀しいですから。(笑)

 今後はあえてマンガを印刷しないでおいて配布し、宿題を提出した生徒にだけ後からマンガ部分をプリントする、など英語学習そのものにも目を向けさせるために活用してみようかなとも思っています。(極悪)

 ということで、ちょっとした遊び心から生み出したヒット作。結構ツボです。[小道具]というよりは[小細工]ってカテゴリに入りそうなお話でした。