英語教員集中研修 3日目

 今日も今日とて集中研修。県民活動センター(略して県活)です。今日はListeningとVideoがメインでした。

1. Daft Dialogues

 「教師と生徒」「医者と患者」「夫婦」など会話するペアを自由に設定して、会話文を考える活動です。自分で考えた設定と最初の1文まで書いたらパートナーと紙を交換します。受け取った紙に書いてある会話の一行目に続いて(指定された設定をふまえて)会話文を書き足します。1文ずつ交互に文を考え、2種類のダイアローグを作り上げます。相手が何を書いてくるか分からないリアルなチャット感が楽しいです。(これに近いことをやりたかったんだよなぁ。前から)

 後に、会話文をペアで練習して発表し合う活動でした。ちなみに私は3人組だったので、「母と息子と店員」という3人の会話。途中から親子げんかを仕掛けてしまったので、はちゃめちゃな内容に。でも楽しかったです。(やっぱり今日もウケをねらってしまう…)

2. A Quiet Day for News(Video)

 音声を消したニュースプログラムを途中まで見せられ、内容を考える活動。というか、それを語り合うところがメインか。その後、やっと聞かされた音声を頼りに、質問に答えるというもの。あくまでVideoは素材であって、リスニング的要素だけにとどまらず、幅広く活用できることを示唆していました。もちろん午後の「音声だけのリスニング活動」への橋渡し的意味合いもあったように思います。映像があると、負荷が少しは軽くなりますから。

3. Dirt

 午後はリスニングがメイン。CDで少しずつ聞かされるドラマの内容を把握する活動でした。最初に概略をつかむような質問、そのあと詳しい内容を聞き取る課題が用意されていました。教材としてはよくできていると思います。特に、ストーリー展開が次の"Alibi"という活動につながっているところが素敵。自分がストーリーに取り込まれていくような錯覚を覚えます。

 でもリスニングはやっぱり苦手。結構苦労しました。今日も「午前中は元気だけど…」というテンションの一日でした。

4. Alibi

 Dirtのストーリー上容疑をかけられた出演者が警察の取り調べを受ける、という設定。4人組でおこない、生徒Aと生徒Bは取調官、生徒Cと生徒Dは容疑者(夫婦)という役割分担。取調官ABは相談して質問事項を精査、容疑者CDはボロが出ないようにアリバイを打ち合わせ。A→C、B→Dと取り調べをした後、簡単な打ち合わせ。そして再び取り調べ相手を交換してA→D、B→Cを尋問します。取調官が二人の返答に矛盾点を見つけ出せれば「有罪」にできます。うまく答えられれば「無罪」として釈放されるわけです。ゲーム性もあり、各グループとも盛り上がってました。

 こういう活動をして思うのは、もちろん英語力も大切なんだけど、「どういう質問をすればアリバイを崩せるか」など論理的に思考する力や、自分の意見をしっかり相手に伝える表現力が重要だと言うこと。この研修においては、そういうスキルを身につけることは副次的だとは思うのですが。