英語教員集中研修 4日目

 怒濤の4デイズの2日目が終わりました。メンバーも気心が知れてきて、リラックスして授業が受けられるようになってきました。でも今日のreadingは結構難しくて、みんな苦労していました。でも苦しいときだからこそ、団結が深まるのですね。(笑)

1. Talk about it

 テーマを決めて90秒間話し続けるというウォーミングアップ。今回のテーマは"When I was a child..."でした。ペアで励まし合いながらなんとか90秒話を続けさせました。私が授業でやっている「2S3Q」みたいなもんですね。(まぁ、あれは4人で90秒でしたけど)

2. Summarizing

 すみません、アクティビティ名を聞き漏らしちゃいましたが、要するに「リーディング素材を要約してスピーキング」する活動でした。一昨日宿題として配られたストーリーをがんばって要約します。「ノートに50単語だけメモをとってよい」という条件で、キーワードをメモっていきます。そしてこのストーリーを知らない別の部屋の受講生たちに英語で説明するというもの。実は彼らも別のストーリーを要約・説明してくれて、その2つのストーリーは実はつながっていて、お互いの話が補完し合うという仕掛け。しかも、このストーリーは昨日聞かされたリスニングの素材(Dirt)ともつながっているではないですか。いやぁ、よくできています。

 こういう風に、同じ素材をいろいろな活動で使い回せたら素敵なんですが、大切なことはそこに新しい発見があること。読むだけでは知ることのできないことを、聞くことや、話すことで補完できるからこそ、新しい活動をやってみたいというモチベーションを持たせることができます。教材作りは結構大変ですが、私も作ってみたいなぁ、中学生向けに。というわけで、帰り道なんとなく思案してみたり。

3. Making the headlines

 不思議な場面絵を見せられ、ニュースのヘッドライン(見出し)を考えるというもの。さらに30秒ほどのニュースとして、実際にグループのメンバーにリポートしあいました。こういうのって、発想力が試されますね。どう見ても台風か豪雨のリポートをしている絵を見て、「持ち歌を歌うと必ず雨が降る演歌歌手」の話をしてくれたT先生に拍手! おもしろかったです。

4. Telephone troubles

 ペアで「客と店員」などの役割を演じ、様々な苦情や要求を言ったり、聞いたりする活動でした。「昨日おたくで食べた魚、生だったよ!」というクレームに、「あれは日本食です。サシミって言うんですよ」と言い返せたのは痛快でした。(笑) これはある意味実践力がつく活動ですね。流行のモンスターペアレントにもばっちり対応できます!

5. Inventions

 ホワイトボードに人類の生み出した様々な発明品を自由に書いていきます。その中から、それぞれが「ベストな発明」と思うものを5つ選びます。3人組を作り、他のメンバーに自分の意見を主張する、というのが活動のメインですね。さらにグループでベスト1を決める議論をしました。なんか、学級活動でやる「無人島に持って行くもの」のアクティビティやアサーション・プログラムを思わせる活動でした。

 ちなみに我がグループが選ぶ人類最高の発明品は「眼鏡」「ラジオ」「ロック・ミュージック」でした。必死の抵抗もむなしく、他のグループの人たちにあっさり否定されてしまいましたが。(涙)

6. To Whom it may concern

 英語でまだ見ぬ君に宛ててラブレターを書きました。これも他の教室と連動した活動で、書いたラブレターに他の部屋の人たちが返事を書いてくれる、という素敵なもの。私たちも、「(どうみても70歳は下らなそうな)Aliceさん」に心を込めて返事を書きました。自分たちががんばって書いたものが、誰かに伝わるのってやっぱり素敵ですね。Cosmosもそうなんだけど、やっぱり表現活動には何らかのゴールやフィードバックが大切なのだと感じました。

 県活シリーズはとりあえず今日まで。明日からは聖学院大学に場所を移します。学食楽しみだなぁ。(w