英語授業週4復活!?

「中学授業も週1コマ増、総合学習は減 学習指導要領案」asahi.com

 文部科学省は31日、学習指導要領改訂に向けて中学校の教育課程の枠組み素案を中央教育審議会文科相の諮問機関)の中学校部会に提示した。国語、社会、数学、理科、外国語、保健体育について授業時間の増加を求める一方、「総合的な学習の時間」(総合学習)は減らす内容。この結果、各学年とも週1コマ(50分)程度増える。また、選択教科を減らし、カリキュラムの共通性を高める。

 ということで、「総合」減、「5教科」増という、まぁある意味では予想通りの結果。
 ソースによると、英語については、

(5)外国語は文法指導や習得すべき語彙(ごい)数を充実するため、全学年で増やす

とのこと。個人的には「総合」が好きなので、それはそれでちょっと残念です。総合ってやりようで本当に面白い授業になると思うんですけどね。せっかくノウハウが蓄積されてきた矢先に「減」なんだから、総合を最先端で取り組んでいた学校ははしごを外されたような気分でしょう。

 もっとも単純に英語の授業増はうれしい限りです。「小学校で英語やるより先に中学校週4にしてよ!」と思ってただけに、本当にこうなるといいなぁと思います。

 週3になったことで、ある意味で英語教育の方向性はすごく絞られてきたというか、活動や指導がずいぶん精選された感があります。それぞれの先生方の中で「本当にやらなければならないこと」と「時間があったらやってみたいこと」が整理されてきていると思います。本当に週4になったとしたら、これらをベースに+1時間をどう使っていくかが今後の課題になりますね。でも、今まで時間がなくて「できない!」とあきらめてきた「あんなこと」
や「こんなこと」に挑戦できそうですね。