シンクロナイズド・リーディング

 世間は教育実習シーズンですけど、こちらも支援担当学校訪問でした。公開授業だったので、特別活動で研究授業やった昨年より全然気楽です。でも11月の研究授業に向けて、ちょっといろいろ試したつもりです。

 今回のメニューは、

1.あいさつ
2.英語の歌
   "I Just Called To Say I Love You"
3.教科書の音読練習
   (1)コーラス
   (2)ペア練習
   (3)シンクロナイズド
4.カキトリン
5.教科書をパラフレーズ
   (1)ALTの模範提示
   (2)ペア練習
   (3)発表
6.文法事項の確認・練習

という流れ。

 今回のポイントはやっぱり「シンクロナイズド・リーディング」です。10月からソシオメトリーを使って編成した英語ペアによる授業をおこなっているので、その人間関係を最大限に活用します。

 やり方は簡単。単純に「せーのっ」で2人同時に教科書を読み始めて、同時に読み終わるか、というだけ。ただのコーラスなんだけど、お互いの声を聴きながら読まないといけないし、何より相手に読めない文があったりすると大変。ペア練習の時間にはお互いに教えあう(確認しあう)姿があちこちで見られました。気の合う2人組での活動なので、練習もよい雰囲気です。

 この活動の目的は、もちろん「2人が完璧にそろえて英文を読む」ことではありません。そこを目指す過程で、

・何度も教科書を読もうとする
・わからない部分をお互いに確認する
・息継ぎの場所や強弱を確認しあう

ということを「勝手にやってくれる」ところがポイントです。休み時間とかまでやってくれたら言うことなしですよね。今後も応用編として「黙読でも同時に読み終わるか」なんて無茶な課題も与えつつ、何度も何度も練習したくなる「仕掛け」をいくつも提供していきたいです。