カキトリン2(カウント編)

 さて、教科書音読筆写アクティビティ「カキトリン」ですが、書き終わる時間に応じて「カキトリン年齢」を算出。継続的に「若返り」を目指すという仕掛けになっています。これまで年齢は黒板に書き出した数字を時間に応じて私が消していく、という方法で提示していました。「書き終わった瞬間に顔を上げて、黒板に書いてある一番上の数字が年齢です」というスタイルでした。

 でもこれだと、私は黒板の前に張り付いてないといけない。本当は書いている様子を観察したり、字が汚すぎる生徒を指導したり、声に出してない生徒を邪魔したりしたいのに! ということで、思いついたのがパワーポイントの活用。確かタイマー機能があって、設定した時間通りに勝手にスライドをチェンジしていってくれるはず。

 いろいろ研究した結果、「リハーサル機能」で上記のようなことが可能だと判明。試作品を何度も作ってみました。本当は「人の顔を定期的に撮った動画」かなんかを貼り付けて、年齢に応じて顔が老けていったら面白いね、なんてALTと盛り上がっていたのですが、動画貼り付けとスライドの入れ替えは(我々の)技術的には困難であると判断。今回のスタイルになりました。でもこの方が、生徒は断然喜びます。

 ちなみにBGMはThe Beatlesの"When I'm sixty-four"をを使っています。64歳になる前に終わらせてね、という願いが込められています。(笑)

 今回はパワーポイント+プロジェクターを駆使することで、「教員の手間を減らす」「生徒の意欲を喚起する」というIT機器のよさが両面で発揮できました。そんなパワーポイント・ファイルが欲しい方は、anfieldroad1@mac.comまでメールでご連絡ください。(ファイルがやや重いのでアップロードしないでおきます) すみません、現在配布を停止しております。

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