暖房談義

 エアコンが苦手です、夏も冬も。風が吹き付けるのも嫌だけど、なにより乾燥しすぎてノドがやられてしまいます。そういう意味では石油ファンヒーターも苦手。でもあれの場合、「灯油を入れるのが面倒 / 下手」という理由の方が大きいかも。自動のポンプを買ってあるのに、すぐこぼすんですよね。灯油代もどんどん値上がっているので、他の暖房器具に切り替えようといろいろ探していたところ、年始に遊びに行った友人宅で、面白いものを発見。

 「オイル・ラジエター・ヒーター」です。なんかヨーロッパの家庭にあったパイプ状の暖房器具を連想させます。あ、でもあれなんとなく好きだったんですよね。あんまり暖かくならないけど。

 友人宅にあったのはイタリア「デロンギ社」製。ラジエター・ヒーターとしては一番メジャーだけど、一番値段が張るそうで、友人は新居祝いにいただいたそうです。これが壁や床を暖めることで、部屋全体をじんわりと暖めていく輻射型暖房ということで、暑すぎず寒すぎず私にはちょうどいい感じ。暖まるまでに時間もかかるけど、タイマー機能でなんとかなりそうです。

 「これしかない」と思い、友人宅から戻る途中に電気屋さんに寄って買ってしまいました。電気屋さんにはいろんな会社から出ているラジエター・ヒーターもあったんですけど、出力の問題と、なんとなくローテクなデザインに惹かれ、私もデロンギ社製にしてしまいました。しかもタイマー切り替えやサーモスタットがついてる最新型。ケ○ズ電機で見た後、ヤ○ダ電機に行ったら、1万円以上値引いてくれたんで即決でした。

 「暖かい状態を作るよりも、寒くない状態を保つ」ためにヨーロッパの人たちが工夫を重ねてきたラジエター・ヒーター。電気代は少しかかるみたいだけど、朝と夜だけだからいいでしょう。長年悩んでいた冬の部屋での生活が、一気に快適になりました。布団からすぐに出られるようになって、生活習慣も改善できちゃうかも。