やってきました、小学校で出前授業。6年生2クラスで英語の授業をやってきました。ALTと一緒にTTでやってきましたよ。
前にも書いたとおり、小学校でやったことを少しでも使わせてあげたい。小学校との違いを少しでも感じさせたい。「学び」の時間であることを意識させたい。という思いで授業をデザインしてみました。
結局こだわったことは、
(1) たくさん英語を聞かせること
(2) 英語を手段として使わせること
の2点。(1)は専科である我々がやるからには、やっぱりこだわりたいところ。私は「英語が話せない」という設定で登場したので、前半は英語のみで進めました。そして、小学校のようにただ表現を繰り返して練習するだけじゃなくて、英語を使うことで何か目的を達成する経験を味わわせたいと考えました。ということで、本日の主なメニューは、Betting GameとMission Possibleの2つ。
Betting GameではALTが英語で私を紹介しながらクイズを出していきました。英語で説明したのですが、ハンドアウトにルールを日本語で示しておいたり、担任の先生が生徒の間にヘルプで入ってくれていたので、比較的スムーズに活動が出来ました。この形でやると、ALTの「一人語り」と、JTEとの「会話」という2つのスタイルの英語に触れることができて、なかなかよかったです。
Mission Possibleは、中学校の私の授業では定番になりつつありますが、今回は小学校ですでに導入済みの"Do you like〜?"を使って質問させました。こだわりは「ドゥー・ユー・ライクぅ〜?」じゃなくて、英語らしく発音しようということ。思ったよりは意識して言おうとしている姿が見られました。調査後、日本語で結果を報告し合いました。この報告というプロセスがあるから、英語を手段として意識できると思います。「中学生になったら報告も英語でできるようになるよ」と「伸びしろ」を示す。
最後に中学校の授業について、少しだけお話。そして「ケータイ」と「はさみ」を見せながら「道具」についてのお話も。使い方を覚えればとっても便利だけど、使い方を間違えると人を傷つけることがある。「ことば」も便利な道具なので、まずは使う人の心を育てよう、というお話をしました。少しでも心に響いていればいいんですけど。
見学に来た小学校の先生方はBGMで流していたビートルズに妙に反応していましたね。世代、どんぴしゃなのかな。授業参観なんかでもそこに食いついてくる保護者いるもんなぁ。音楽ってすごい。
本日のBGM:Hello, goodbye(The Beatles)