オリエンテーション

 本日よりやっと英語の授業がスタートしました。公立の中学校は、新年度授業がスタートするまでが長いですよね。係・委員会決め、掲示物づくり、学級目標決め、給食・清掃の分担確認、日直の業務確認などなどなど。どれも1年間のクラス経営を支える大切なことだけに、結構神経を使います。でもこんなことやってる間に私立なんかでは授業をどんどんやってるんだろうなぁと思うと、ちょっと焦りを覚えます。ただでさえ授業数少ないのにね。

 日本の学校が「勉強を教えるところ」以外の機能に奔走している、あるいはその「勉強を教えるところ」の土台を別の要素に依存しているということをよく表していますね。この辺は、埼玉医科大学のS島先生の研究の範囲かも知れませんね。果たしてそれでいいのか、まだ私にはわかりませんけど。

 さて、第1回目の授業はお約束のオリエンテーションと副教材の配布。今年の3年生は前にも書いたように

(1) 3年間の総まとめ問題集(新学社)
(2) 英語ワークノート(新学社)
(3) 英語の長文読み取りドリル(正進社)
(4) 紙ファイル

という教材を選択。教科書準拠ワークをやめた理由を説明。せっかく楽しんでくれている英語の授業が受験にも役立つものになって欲しいという願いを伝える。今年は私にとってもチャレンジになりますけど、がんばりますよ。

 今年はリスニング教材を買いませんでした。「総まとめ問題集」にも何回分かリスニングついているし、フリーで印刷して使える教材も持っているので、そちらを活用しようと思います。

 それよりも今回チャレンジさせるのは、リーディング教材。奇しくも「トニー」シリーズで私が模索していた「読み取り」スキルの向上を狙った教材が発売されたので、さっそく使ってみることに。執筆者の瀧沢先生からも宣伝メールが来てましたし。文法と読解がこの3年生の課題です。がんばります。

 というわけで、副教材選定の意図と目標を語り、あとはいつも通りのオリエンテーションハンドアウトを配って、評価方法や基準、今年版の「今できるようになっている(はず)」と「1年後できるようになること」を配布。

 最後に新曲「La」を歌っておしまい。45分授業だったから駆け足でした。次回から、教科書がんばろーっと。いつも遅くなってしまうので、今年は効率よくスピードアップを目指します。