対面リピート

 いろいろな方からコメントをいただけるようになって、うれしい限りです。複数のブログで「対面リピート」の話題に花が咲いています。トラックバックしておこうっと。ちなみに、「英語授業工房」とか「arishima.info」とか「英語教育の明日はどっちだ!」の「はてなブログ」をはしごすると、いろんなことが見えてきます。「つながり」が広がっててうれしいなぁ。tmrowingさんがその中心にいらっしゃるんだろうなぁ。

 さて、そんなtmrowing氏から言葉だけは(勝手に)教わっていた「対面リピート」ですが、先日SETC&ASTEKに倫太郎氏がいらっしゃったときに、さりげなく「どんな風にやるんですか?」と訊いてみて、翌週からさっそく活用しています。

 とはいえ、あくまで自己流です。私の場合は、ペアで向かい合い(席を向かい合わせにしてます)生徒Aが読んだ英文を、生徒Bは何も見ないでリピートさせています。ただそれだけなんだけど、やってみると妙な緊張感がうまれて、どんな英文でも魅力的な学習素材に変身してしまう(ような気がする)から不思議。(笑)

 私は「教科書音読シート」を活用して、最初は1行ごと(フレーズや節単位)にリピートしてから、フルセンテンスにチャレンジさせています。中学生の場合、このステップがないと3年生の教科書本文なんかは難しいかも。

 とはいえ、盛り上がるのはやはり長い文が出てくるところなので、そこがなんとか乗り越えられて達成感を持ってもらえるように支援しています。また、聞き取れなかった場合は何度でも”One more time!”と言って、相手に言い直してもらいます。その場合も当然、覚え切れなかった後半だけじゃなくて、フルセンテンスで言わせています。

 「英語教育の明日はどっちだ!」の過去ログを読むと、目線を上げさせるために、生徒Aが読み上げる文を生徒Bがあごの前で相手に向けて持ってあげる、などの配慮(工夫)がたくさん発見できます。

 同じ活動をイメージしていても、実践する人々のやり方(やらせ方)次第で、新たな活用法に気づけたりするから、こうやってシェアすることに意味があるんでしょうね。面白いなぁ。