他山の石

 県の組織が企画した某研究授業に行ってきました。人の授業を見るのは久しぶり。

 でも、授業はいまひとつ刺激がなく退屈で、公開されていた3つの授業をウロウロとザッピングしてました。悪い癖が…。授業に取り組めないやんちゃな少年と話したりしてました。(笑)

 なんか全体的に生徒と教師の人間関係がいまひとつフィットしてない印象。一応コントロールされているけど、生徒の心がそこにない、というか。教師のパフォーマンス(指示も含む)に対してなんかテレビでも見ているような反応を見せていました。

 そして活動もどことなく「少し前」な感じ。10年前くらいにタイムスリップした気分。英語がツールとして使えるように高めるストラテジーが感じられないというか…。インタビュービンゴやってライティングって、よくやったけど、本当に定着するのかな。特に3年生レベルでは。

 ああいうのを見てしまうと、なんとなく自分も怖くなります。足下を見つめ直す。指示は指示として行き届いているか。生徒の心は動いているか。活動量は保証されているか。英語はツールとして活用されているか。

 最近特に3年生はマンネリぎみで、刺激が足りないかな。少し単調になりがちなので、新しい活動を織り込んで、活性化していきたいです。今年の課題はリスニングかな。特に教科書素材をうまく活用したリスニングを考えていきたいです。そういう意味ではさっそく私の授業の「定番」に収まった「対面リピート」も、リスニング的な意味での活用を広げていきたいです。