- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2008/03/28
- メディア: DVD
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さて、パッケージの後ろに書いてあったあらすじを読んでいたから、映画を見始めてすぐに、話のキモである「仕掛け」が見抜けてしまったのですが、そもそもこの映画はその「仕掛け」には気づいてもらった上で楽しんでもらおうことを前提にしているんですよね、きっと。だから自分としては大どんでん返しがあったわけではないんだけど、ラストにはやっぱりじーんときてしまいました。とはいえ、もう少し「仕掛け」がつながるシーンはドラマチックに描いて欲しかったなぁ。やや説明的すぎて、もったいないです。
実はまともに動く沢尻さんを見たのはこれが初めて。あ、ペプシのCMくらいかな。思ってたよりもいいですね。映画の中でも存在感をよく発揮していると思います。清楚な女子大生役ってのがそもそも意外でしたけど、時々意志の強そうなところを見せてて、よいバランスだと思います。こういうスタンスでやっていけばいいのに。いろいろ言われる人ですけど、また作品を観てみたいと思いました。
最後のYUIの歌はいらないよなぁ。蛇足。まぁ、ソニーミュージックが制作に関わっているからなんだろうけど。話の作りから言ったら、マンドリンの曲で綺麗に閉めたらセンスよかっただろうなぁ。いろんな制約の中で作る日本映画なんでしょうけど、時に要らないものを「削る」ということができるようになったら、いい作品がさらに増えるだろうなぁ。