橋架村塾 in 大宮

 しばらく忙しくしてました。更新できず、すみません。

 21日に橋架村塾 in 大宮に参加してきました。午前中の1コマでCOSMOSとPodcastについてお話をさせていただきました。40分という短い時間だったので(しかも余計な話が多かったので)、あまり詳しくお話ができませんでしたが、みなさんが楽しそうに耳を傾けてくれたので、気持ちよく発表できました。ご参会のみなさまに感謝です。説明の足りないところについては、9月27日(土)のSETC&ASTEKで改めてお話する予定ですの、お時間がありましたら、そちらにも足をお運びください。

 午後のメインはやはり中嶋洋一先生。大学に籍を替えましたが、いまでも現場の目線というか一教師のスタンスで語られる姿が素敵です。いろんな先輩方がいらっしゃるけど、やはり自分が求めているのは中嶋先生のようなスタイルなんだなぁと再確認しました。

 お話の中で印象的だったのは、

・「ゼロでも言う」「3個しかなくても5個と言う」
・書いてないことを読み取らせる過程で、書いてあることを理解させる
・ジグソー学習

 など。その他「登場人物へのツッコミ」とか「基本文のマスター」など、これまで何気なく自分でもやっていたことが、ねらいをしっかり持ってやればとっても意味のあることなんだと知り、勇気をいただいた気分です。個人的には「COSMOSに下線を引かせてコメントを書かせたら?」なんてアドバイスもいただきました。

 「英語教育は人間教育なんです」とはおっしゃっているけど、その過程でしっかり生徒の英語力そのものを伸ばせる仕掛けがあるのが素晴らしい。「人間教育」はもっと先に見据えてあって、中3としての具体的な(語学的な)ゴールはちゃんと設定してある。その辺が、「内容」にこだわるあまり「道徳」か「社会」の授業みたいになってしまうタイプの先生方とは決定的に違うところでしょう。「内容」は「こちらが教え込みたいこと」ではなく、「生徒が表現したいこと」なんですよね。(もちろん、見えないところでちゃんとメッセージは伝えているんですけどね)

 「結局現場が何をやるかだよ」という中嶋先生の言葉が耳に残っています。政治的だったり、思想的だったり、学問的なマクロな部分での机上の議論だけでなく、一教師の実践レベルで伝えられるメッセージがあるはずだ、と私も思いました。

 今回、貴重な場で発表する機会をくださった川村先生にも感謝です。