We'll make a better day

 ここのところ、英語教育の話を全然書いてませんね。英語教育脳に戻さねば。

 2年生は「泣いた赤鬼」。今年もグループワークで、日本語訳作成、群読、TFクイズ作成をやらせようと思っています。発表会は時間の関係で難しいかなぁ。

 3年生の「スティービー」では、本文中の動詞をブランクにしてディクテーション。その後チャンク訳に挑戦中。「長文読み取りドリル」で速読も意識させてるので、そこにつながればと思っています。でも、あの教材の位置づけが微妙です。長文問題の受験テクニック的なものを身につけることも意識している部分があり、そうなると「できるだけ本文を読まずに設問に答える」という塾っぽい手法に傾いてしまい、本来の「読む」という作業ができなくなってしまうという矛盾を感じます。まぁ、「本文にタイトルをつけなさい」的な設問の場合は、全体を読ませることができるのでいいんだけど。

 前にも書いたけど、県立高校入試の夜にテレ玉で放映される入試問題解説番組に出てくるス○ール21とかの塾講師は、そんな入試テクニックだけを説明していて、ああいうのを見ていると「中学校3年間でつけて欲しい英語力」に対する認識に隔たりを感じてしまいます。英作文にしても、「書ける英文で安全に、無難に」という塾の指導が一般的なんだけど、そればっかり繰り返してたら、特に英語が得意な層を伸ばしきれない気がします。やっぱり、英作文問題の採点基準を、学校ごとに発表して欲しいなぁ。

 3年生はお約束で"We Are The World"に挑戦中。メイキングのドキュメンタリーDVDもどこかで見せてあげたいなぁ。古典だけど、生徒の心をつかむのは、やはり彼らが本物だからでしょうか。そして彼らの当時の活躍やヒット曲を知らなくても人気を集めるのはシンディー・ローパーブルース・スプリングスティーン。やっぱり個性的ですね。個人的にはスティーブ・ペリーが好きなんですけど、生徒には爆笑問題・田中にしか見えないようです。(涙)

 3年前に、1年間だけ教えた学年の子たちが来校。「先生の授業が恋しいです」「歌が楽しかった」と言ってもらい、あんな授業でも少しでもプラスがあったんだなぁと心が慰められました。地道に一歩ずつがんばるしかないなぁ。

ウイ・アー・ザ・ワールド [DVD]

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