iPhone in my classes

 iPhoneを授業で使用し始めました。

 これまでは、電話機を教室に持って行くことに抵抗があったんだけど、フライトモード(一時的に電波を受信しないモードにすること)を利用すれば、授業中に電話やメールが着信することもないし、パスワードをかければ勝手に操作されないし、と思い切って挑戦。何回か試してみて、やっぱりダントツに便利なので、しばらくiPhoneを全面的に使ってみることにしました。

 主な使用場面としては、まずなによりラジカセ替わりの使い方。教科書CD、リスニングテストCD、英語の歌を全部iPhoneに入れちゃう。iTunes上で授業向けのプレイリストを作っておいて同期するようにしています。これで授業中にあっちこっちのCDを入れ替える必要なし! リスニングテストCDなんて、1枚に60個くらいトラックがあるから、古いラジカセだと44番目のトラックを聞くためにはひたすら先送りボタンを押さなくちゃならなかったりしたので、画面上でタッチで選曲できるiPhone(まぁ、ここはiPodでも同じだけど)は断然便利。また「この部分だけもう一回聞かせよう」なんて時に、画面上のスライドバーをちょっと前に戻すだけでリピートできるので、すごく感覚的に操作できます。単純に、授業中の作業効率がアップして、無駄な時間が減ります。生徒も待たないで活動ができてすばらしいです。

 このiPhoneを、TMrowingさんに薦めていただいたYAMAHAのポータブルスピーカーとつないで使っているので、教卓の上で操作ができて私の立ち位置も変化してきました。電池で動くので、コードも1本だけ(iPhoneースピーカ間)なので、すごくスマートです。

YAMAHA USBパワードステレオスピーカー NX-U10(S) シルバー

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 ラジカセ以外の使用例としては、「プレゼンタイマー」というアプリが便利。例えば、1分、3分、5分など指定した時間でベルが鳴るように設定できるタイマーです。チーン、という音はまるでスピーチコンテストのタイマーの音。自動なので、教師はタイマーから目を離して、生徒の活動に注視できます。総合的な学習の時間のグループ発表などでも活用しています。

 今後は、iPhoneとプロジェクター(あるいはスクリーン)をつなぐケーブルを手に入れて、映像面でも活用したいと考えています。オバマ大統領のスピーチ映像など、旬な動画を生徒に見せることができると思います。

 基本的にはiPod Touchでも同じ事ができます。でも私の場合、普段から肌身離さず持っているiPhoneでそれができるなら、それにこしたことはありません。新しいアプリが続々追加できる、画面を本当に感覚的に操作できる、この2点だけでも、これまでのiPodを超える逸品だと思います。

 色々試してみます。また気づいたことがあれば書いていこうと思います。

#本日のBGM:夢を信じて(徳永英明