我が逃走

 職場に一本の電話。

「アオヤマのミトベですけど」

 うわー、勧誘っぽい。ま、いっか、相手してあげよう。

ミトベ(以下ミ):どうも、お仕事ご苦労様です。
    夢の課外授業についてはご存じですよねー?
私:  ん? いいえ?

 あ、しまった。これが勧誘の常套手段だった! この時点で激しく後悔。

ミ:え、そうですかー、それではご説明しますとー…

 しばらく説明が続く。この間、受話器は机に置いたまま放置。

ミ:お客様は○○生命にもご加入されてますよねー?
  (○○生命は教員系の互助会契約している保険会社)
私:ん? それって答えなくていいですよね。個人情報だし。
ミ:あー、お客様、もしかして勧誘か何かと勘違いされてますー?
  これは、違いますよー。

 いや、もしかしなくてもそう思ってますよー。まぁ、自分から勧誘ですと名乗る勧誘電話もなかろうけど。

ミ:勧誘ってのはですねー、購入する意志がない方に対してー、
  無理矢理商品を買わせたりする行為でしてー、
  私は純粋にお客様にこちらをご紹介して…
私:あ、じゃあ私は興味がないし、買う意志もないので
  私に説明してくださるということは勧誘ですよね
ミ:いや、違うんですよ。勧誘っていうのはですねー(以下略)
私:あの、じゃ、またにして欲しいんで、連絡先教えてください
ミ:それはご連絡いただけるということでしょうか?
私:あ、用があれば。今、時間ないんで。
ミ:連絡いただけないんじゃ、お教えしても意味ないですよね。
私:えーっと、アオヤマってのは、会社名ですか?
ミ:はい。で、ご連絡いただけるんですかー?いただけないなら(以下略)
私:株式会社アオヤマ、ということですか? 連絡先は?
ミ:あーそうですかー、お客様は日本語が理解できないみたいですので、
  国語でも勉強してください。

 がちゃん。

 あ、切られた。悔しー。これが俗に言う「逆ギレ勧誘電話」というヤツですな。でも、着信履歴に電話番号が残っていたので、184を付けて非通知でリダイヤル。

 03(5281)xxxxっと。

 ぷるるるるるる。

「はい、株式会社青山○インランドです」

 がちゃん。

 ふん、会社名さえ分かれば用はないわ。

 で、調べてみると、青山○インランドは投資用マンションとかの販売元みたいです。職場への逆ギレ勧誘電話で悪評高いですね。(「職場へのセールス電話拒否リスト」参照)なんだかんだ言って、最後はそういうの買わせようということなのでしょかね。しかし、態度悪いなぁ。同業者のみなさま、どうぞお気を付けください。

 結構粘着な性格なので、本当はミトベくん呼び出して文句のひとつでも言ってやりたいのだけど、向こうはこっちの学校名も名前を知ってるので、気味悪いからあんまり過激な対応が出来ず微妙に悔しい。

 某生命保険会社の名前を出して、学校系のオフィシャル団体を名乗ろうとしたところをみると、おそらくぼくの個人情報は生命保険会社から漏れたんだね。ということで、明日生保に電話して文句言って解約しようっと。(まぁ、ちょうど解約しようと思っていたところではあるので。) ネットでミトベくん晒してもいいんだけど、どうせ本名じゃないだろうからなぁ。

 あー、疲れた。