マイ・トーナメント

 久しぶりのパタンプラクティス。

 比較級はいろいろ活動が出来ますけど、結構難しいのはmore/mostが絡む比較級・最上級。どうしても使える形容詞が interesting / important / difficult などの主観的(抽象的)な形容詞たちばかり。ならばと、それを逆手にとった活動を考えてみました。

 名付けて、マイ・トーナメント「9教科No.1決定戦」

 要するに、中学校で勉強する9教科の教科名でトーナメントをしちゃおうという活動です。生徒はトーナメント表を作成し、組み合わせも自由に決めます。表が出来たらパートナーに質問をします。

A: Which is more interesting, English or science?
B: English is more interesting than science.

といったやりとりになります。

 相手の答えによって、トーナメント表を塗りつぶしていき、その人にとってのNo.1を聞き出す、という活動です。すごくシンプルで、同じような質問を8回繰り返すので、長くなりがちな英文もある程度定着します。やろうと思えば紙切れ一枚で(ノートの空きスペースでも)できる活動ですが、結構盛り上がります。

 みんな楽しそうに質問し合ってましたが、これってやっぱり主観的だから面白いんだろうなぁ。自分の考えを英語にするからです。形容詞を important とか difficult とかにすれば、また違った結果になるし、見れば分かる簡単な質問より「英語で聞かれたことを自分の頭で考えて英語で答える」というプロセスを体感できる活動だと思います。

 さて、1位まで決まったら、結果をまとめます。全部だと大変なので、準決勝と決勝の結果を比較級を用いた英文で書き出します。

(例)Art is more interesting than math.

 そして、決勝の結果を最上級を使った英文で書き出します。

(例)P.E. is the most interesting subject for Mr.○○.

 って感じです。書けた英文は報告(発表)させてみんなでシェアしますけど、その前の段階でペアで"Why?"なんて問いかけをさせて、会話活動に発展させることもできますね。

 中にはcrazyな生徒もいて、勝手にめちゃくちゃなトーナメント表を作って盛り上がってました。(笑)

 普通に考えると優勝候補になりがちなP.E.が一回戦でLunchに敗退しているところが笑えます。