10年経験者研修 第1日目

 始まりましたよ、10年研。

 5年研以来久しぶりに会った仲間は、見た目が若干変わった人もいたけど、基本的には大きく変わってなくて安心。

 午前中は某企業の執行役員の講演。どうしてこう財界の人は教育についていろいろ語りたがるんだろう。そして教育界はどうしてそれをそんなにありがたがるんだろう。いや、話としてはまぁ面白かったんだけど、近所のおっさんが「教育については一家言あるんだ」ってノリで語ってるのと、(中身の質はともかく)あんまり変わらない気もしてきます。「学校」だけは、どの世界の人も通ってきた道なもんだから、みんな「知っている世界」なんでしょうね。だからみんな「知った顔」で語ります。中身より、そこが気になる(というか気に入らない)んだよなぁ。

 じゃあ、教育のプロだって、若手経営者に何かを語ったりすればいいのに。

 午後は県関係者によるありがたい講義。文科省から来た若者(というか同世代)の政策話は結構おもしろかった。でも、あれは「楽屋ネタ」と「文科省キャリアのギャップ」がおもしろいんであって、ちょっとズルいような気もしますが。

 ということで、あっという間に1日が過ぎる。夜の研修も楽しかったです。楽しい話題が多かったですね。

 10年も経つと、それぞれの(横軸の)立ち位置みたいなものが見えてきて、おもしろいですね。このあとの10年は、さらに縦軸も変わっていくだろうから、おもしろいやら怖いやら。でも、普段同業者で、同世代の人たちとわいわいやることが皆無なので、本当に貴重な空間と時間です。こうやって、いまだに仲良くできるのも、採用数が極端に少なかった頃に出会えた運と縁なのでしょう。大切にしていきたいです。

 ただ、深谷は遠いです。(涙)

#本日のBGM:アンインストール(石川智晶