オンでも、オフでも

 出張ラッシュが終わって、ようやく(本当の意味で)夏休みが始まったぞ、と思ったら、もう夏休みはほとんど終わりなんですね。しくしく。

 そんな中でも、先日はブログ「英語教育にもの申す」のオフ会に参加して、楽しいひとときを過ごすことができました。ああやってオフラインでも人と人とをつないでくことができるのも、ブログの魅力でしょうか。でもね、ブログの一番の魅力は、自分で書くことですよ。ブログ読むだけでは1.0です。コメント書いてみて1.5。自分で書いて初めて2.0なんだと思います。ぜひ、みなさんも自分のブログを書いてみてください。自信がなければ、匿名でこっそり始めるのも手です。

 さて、そんなネットを通しての英語教育談義をこの先2つの方法で広める(高める)ことを考えています。

 ひとつは、今言ったオフラインでのつながり。日頃、このブログを読んでくださっている方々をつなげるようなイベントができたらいいなぁと考えています。mixiの「中学校で英語を教える!」コミュも約2,000人の登録者が集まりつつありますし、そちらと連動した企画でもいいかなと考えています。顔が見えると、ネットでのつながりもより深まっていくと思います。できれば、年内に実現したいです。

 もうひとつは、オンラインでの授業研究会。こちらはいろんな問題もあるので、まずは狭い範囲から。オフラインで知っている人同士で、授業動画を見せ合って、議論ができたら楽しいなぁと思っています。Skypeなんかを使えば、離れたところにいる人ともリアルタイムに会議ができますし、動画共有サイトもたくさんあるので、パスワードをかけてクローズドな範囲で動画を共有することも可能です。

 中でも気に入ったのは、zoomeというサイト。(名前がポイント!) ここでは、ニコニコ動画のように、ユーザーが動画にコメントを書き込むことができます。だから、「この場面でこの発問をした意図は?」なんて書き込みを、随時加えていくことができます。このシステムなら、みんなが同時に授業ビデオを見る必要がありませんから、時間と距離の問題を超えて、同じ課題を共有できるのです。おもしろそうでしょ?

 もちろん、「コミュニケーション」を語る我々のコミュニケーション能力が問われますので、オフラインで顔を合わせながら語り合うのが一番でしょうけど、こういうことも可能になってきている現代。いろいろ使ってみるのも楽しいですね。要はバランス。こちらも、2学期から実現できればと考えています。

 そこでオススメなのは、サンヨーから出ているXacti(ザクティ)という簡易なビデオカメラです。基本的に安いし(一応ハイビジョンで26,000円くらい)、授業の動画を撮るのも、ネット上に載せるのも簡単です。課題は音なんですけど、授業ビデオをあとで見直してみると、生徒の声もそこそこ拾っていると思います。まぁ、問題なく使えるレベルだと思います。自分の授業を撮るのって、どうも研究授業の時になりがちですけど、気軽に撮りためておいて、部分的にでもシェアしていくようにしていきたいものです。Xactiはそういう気分にさせてくれるツールです。ミニミニ三脚もあると便利です。