教科書でぐるぐる

 運動会の練習で、英語授業は2年生の1コマのみ。あとは道徳1コマ。

 Lesson4は「すぐに役立つトラベル英会話」という趣なので、音読&スキット暗誦中心に取り組んでいます。せかっくなので「ぐるぐるメソッド」方式で毎回発音チェックも欠かさずに。この単元にはぴったりな感じ。

 文法項目としては、May I 〜?やWill you 〜?などの助動詞を用いた会話表現なので、パタンプラクティスってわけにもいかないので、教科書中心で口に覚えさせちゃう方がいいかもしれませんね。一応、まとめの段階で、助動詞を使った表現活動に取り組む予定です。(今のところ、道路標識作りかマニフェスト作りにするつもり)

 今日はひたすら"over there"の練習。vの音と、thの音が含まれているので、舌の動きが忙しい感じです。まずここだけ自信を持って発音できれば、本文の音読も楽になるかな、と今回はこの部分だけ「ぐるぐる」で練習。

 th や r などの難しい発音を意識しながら読ませていると、他の部分が(言い意味で)どうでもよくなるというか、そこを読むためには他は最低限スムーズに読めないとダメなわけで、結局全体をしっかり読めるように(知らないうちに)追い込めるような気がします。もしかしたらその辺も「ぐるぐる」の潜在的なメリットだと思うようになりました。

 本家ぐるぐるのように1文でやっていれば、本当にぐるぐる回っていくんだけど、本文を読ませようとするとどうしても時間がかかる。ということで、今回はペアでも挑戦してもらうことにしました。個人の達成度を測るのとは別に、ペアで協力し合い、教え合うようにすることを目的にしています。リーダーさんたちの活躍に期待です。

 本家「ぐるぐるメソッド」については、こちらの教典で。

英語授業の心・技・体

英語授業の心・技・体

 道徳では、副読本を使って「強い意志」について考える。

 ん? このブログで道徳を語るのは、もしかして初めてのことかも。私自身道徳については不勉強で、オーソドックスなスタイルでの授業しかできないんですけど、これも「訳読式の英語授業」と同じで、(私の場合)中身を詳しく解説することで満足している節があります。でも、本当に大切なのは、その文章で扱われている価値について、自分自身の頭で考えること。だから本当はポストリーディングな活動の方が大切だと思うのです。そこで、生徒に感じさせ、考えさせる。そう考えると、道徳の授業もいろんなスタイルがあっていいだろうし、いろいろ工夫できそうだなぁと思い始め、準備が楽しくなってきました。いや、そんなことはもしかしたら常識なのかも知れないし、邪道なのかも知れませんけどね。

 「多様な価値観を知る」ということは、ぼくの目指す「2.0的」な英語授業の目標と同じでもあるので、英語でやってみた活動を、ぜひ道徳でもうまく活用してみたいです。