12月26日、27日に富山市でおこなわれた中嶋塾閉塾式に参加してきました。
ちょうど1年くらい前から参加してきた関西外国大学教授の中嶋洋一先生が主宰する英語教師求道塾。その名の通り、ストイックでどこまでも禅問答。自分や仲間に厳しい全国の先生方と研鑽を積んで参りました。
「中嶋先生の研究会」といっても、先生のワークショップでテクニックを学ぶような集いではありません。企画から運営まで、塾生が考え、動き、進めていきます。中嶋先生は最後にコメントをして下さるのみ。もっとも、こうやって仲間同士で学び合う環境・気持ちを作ってくださっているんですけどね。そして、すべては卒塾した人たちが、全国で新しい「学舎」を各地に作っていくための「練習」なんです。
今回の閉塾式も同じ。
何事にもゴールが大切、と最初から閉塾をイメージして我々を指導してきて下さった中嶋先生のすごさを思い知ります。
内輪の人たちによる内輪の議論を嫌い、「上から目線」を許さず、誰にでも(他教科の先生や教員以外でも)わかる言葉で語ることを常に求められてきました。英語教育の技術以上に、そういった人との関わりについて多くを学ばせていただきました。
また、多くの仲間と出会えたことも財産です。
多くの素晴らしい先輩にも出会えましたが、個人的には自分に近い世代の「おもしろい」仲間に出会えたことが本当にうれしいです。仲間でありライバルでもある彼らが、全国各地でがんばっていることが、何より励みになります。
さて、さっそくそんな卒塾生6名で新しいブログも立ち上げました。
前からMLや例会でも話題になってましたが、効果的な動画の活用を考えるうちに、「授業で使える動画を今日する場所が欲しい」ということになり、自分たちで作ることにしました。北海道、福島、長野、埼玉、東京、広島の先生方との共同作業です。こういう活動は私自身も初めてなので、すごくわくわくしています。私も記事を書いてますので、どうぞこちらもよろしくお願いします。
閉塾式のラストはまるで卒業式。
涙で、笑顔で、巣立っていく生徒たちの気持ちを追体験しました。こういう清々しい気分に、してあげなきゃなぁ。これからも精進して参ります。そう決意を固めた2日間でした。
私が最初に読んだ、中嶋先生の本。オススメです。
- 作者: 三浦孝,中嶋洋一,弘山貞夫
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 単行本
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