朝から寒い体育館で部活。生徒は動いているので(動かされているので)汗だく。イスに座って見守る(怒鳴る)だけのぼくは寒い。終了後、まだやっていた卓球部に顔を出し、3セットほどゲームをする。うーん、さすがに2年生には勝てなくなってきている。今度はマイラケットを持参しよう。よい運動になりました。
午後はいろいろやろうと思ったけど、結局職員室の机上の整理で終わってしまった。
Twitter上でも何かと話題のテキサスバーガーを食べに行ってみた。マックにしてはなかなかのボリューム。ビックマックもそうだけど、ああいう多重構造のバーガーは食べるの下手なんだよなぁ。食べ終わると手にマスタードがついてました。でもおいしかった。ソースが絶妙です。
先日の吉野家といい、なんか最近の食事はTwitterのタイムラインに影響されて決めているような気がしてきた。
で、マクドナルドではのんびりと読書。
発売日に買ったのに父親に強奪され、正月にやっと返してもらってきた内田樹の「日本辺境論」をすいぶん読み進める。まだレビューを書けるほど読み終わってないので、気になったところだけメモっておきます。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 新書
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人々が無知であるのは、自ら進んで情報に耳を塞ぎ、無知のままでいることを欲望する場合だけです。(p.87)
勉強が定着しない子は、やっぱり自分で回路を断っているわけですよね。わからないんじゃなくて、わかりたくないんだ。最初に回路作りが必要なわけだ。
私たちの国では、国家の基軸、国民生活の根幹に関わるような決定にさえ、「これでいいのだ」と言い放つか、「これではダメだ」と言い放つか、どちらかであって、情理を尽くしてその当否を論じるということがほとんどありません。(中略)「ロシアとの北方領土問題の『おとしどころ』はどのあたりがいいと思いますか?」と訊かれても答えられない。(p.118)
0か100か。最近みんな極端なので怖いです。そして世の中は「自分らしく」あることを喧伝しすぎていて、「折り合いをつける」ことは教えていない。いや、もちろん学校では教えてますよ。むしろそっちばっかり。
人が妙に断定的で、すっきりした政治的意見を言い出したら、眉に唾をつけて聞いた方がいい。これは私の経験的確信です。というのは、人間が過剰に断定的になるのは、たいていの場合、他人の意見を受け売りしているときだからです。(中略)主張するだけで妥協できないのは、それが自分の意見ではないからです。「虎の威を借る狐」に向かって、「すみません、ちょっと今日だけ虎縞じゃなくて、茶色になってもらえませんか?」というようなネゴシエーションをすることは不可能です。(p.119-120)
自分が自分の実践について書こうとするとき、なかなかきれいにまとめられないことを恥じ入っていましたが、むしろ当たり前のことだったんですね。そういう繰り返しが、「自分の考え」を創り上げていくのでしょう。書くことを継続していきたいです。
努力を始める前に、その報酬についての一覧的開示を要求しないこと。こういう努力をしたら、その引き換えに、どういう「いいこと」があるのですかと訊ねないこと。これはこれまでの著書でも繰り返し申し上げてきた通り、「学び」の基本です。(p.135-136)
学校が保護者や生徒を消費者扱いするようになったので、「シラバス」なんかが出てくるようになった。「明日の授業で何やりますか?」と日直に聞かれるけど、あんまり明示的に語ってしまうとつまらないですよね。どこまで見せるか、のセンスが大切ですね。
と、思うままにつらつらと。
あ、昨日買った「クーリエ・ジャポン」もまだ読んでなかった。「次の、ITライフ」ということで電子書籍なんかも紹介しているだけにiPhoneで電子版ダウンロードもできるのに、あえて紙媒体で買ってみる。いや、誌面のデザインとかも好きなので、この雑誌。
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/01/09
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帰宅後、iTunes store経由でハイチに向けて募金が出来ることを知り、やってみる。米赤十字に寄付される形のようです。しかし、iTunes storeにこういう使い方があるんですね。スピードが大切なときには、素晴らしい方法だと思います。
ここをクリックするiTunesが立ち上がり、「寄付」の購入画面に移ります。奇しくも、明日は阪神淡路大震災から15年。被害が少しでも小さく済むことを祈っています。