大使が学校にやってきた!

授業中の間違い電話が繋いだ“出会い”、通話相手は異国の国連大使だった。

授業を受けていた生徒のケータイが鳴り響く教室。すぐに切ってもまたかかってくる間違い電話に生徒は困惑し、先生がケータイに出てみると、電話の相手はアフリカ・ザンビア国連大使だった――。そんな米国の高校で起きた出来事が話題を呼んでいる。しかも、この間違い電話による偶発的な“出会い”は、素敵な結末を用意していた。(以下、ナリナリドットコム参照

 なんてニュースを見てたら、前任校での出来事を思い出した。

 「アフリカに文具を贈るボランティアをしたい」と仲間に呼びかけてボランティア団体を作った当時2年生の女の子がいました。で、一緒に活動する生徒が集まって、実際にみんなで集めた文房具をアフリカに贈ったんだけど、その活動に対し、のちにジブチ共和国の参事官が中学校にまで来てお礼講演に来てくれたんです。びっくり。

 たったひとりでみんなを動かして、実行してしまったその生徒もすごいんだけど、そもそも、月例の全校集会の校長先生の話で、

私の話より、もっと立派なことをみんなに伝えたい子がいるから、今から替わりにその子に話してもらうね。

といって、自分の時間を1人の生徒にあげて、ステージ上で全校生徒1000人を前にその子にボランティアサークル設立を呼びかけさせた、あの校長先生がすごすぎです。

 今、検索してみたら、その学校では昨年も生徒の呼びかけでラオスに文房具を贈ってたみたい。ボランティアそのものも偉いけど、それより「生徒の呼びかけで生徒が動く」という風土が根付いてるってことの方ががすごい。(もちろん、その影で支援してくださっている先生方もすごいんだけど。)

 ぼくも、そういう「生徒の活躍」を影でサポートするお仕事を、していきたいです。