JASELE大阪2010参戦記(2)1日目

 前夜遅くまで飲んでいたものの、なんとか起き上がって関西大学へ。

 ホテルを出たところの駅のホームで、今回のワークショップ発表者でもあるY岡先生に声をかけてもらったおかげで、なんとか関西大学まで連れて行ってもらう。道とか路線とか、まったく調べてなかったので本当にラッキー。助かりました。

 午前中はProf. Teresa P. Pica (The University of Pennsylvania)でスタート。

 英語での講演だから、気合い入れて聞いていようと思ったのもつかの間、やはり前夜の無理もあり、あっというまに意識を失う。気がついたら終わってました。だから内容は全然レポートできず。当日の様子が気になる方は、28ページに及ぶ当日のハンドアウト資料はこちらでダウンロードできますので、そちらをご覧ください。あしからず。

 そのあとは、個別の発表を見に移動。ぼくはライティング関係の発表が気になってるので、「「書くこと」の課題比較分析に基づく効果的なライティング教材の研究」とか「高校教員の大学入試自由作文の採点基準像と添削指導」なんて発表を聞いてました。ふむふむ。3つめのコマは、計画を立てる段階で表を見誤ってしまっていたようで、2コマ目とダブルブッキングしていたことが発覚。仕方がないので、販売ブースをうろうろしてたり、ポスターセッションに迷い込んだりして、日頃Twitterでお世話になっている「尊師」ともご対面。立派なポスターを前に、全然関係ない話をさせていただきました。

 お昼は埼大組と合流して、近くの定食屋さんへ。

 いわゆる学生向けの大盛り定食屋で、小食のぼくは半分しか食べられず撃沈。やっぱりね、大学の近くにはこういうお店がないと、運動部強くならないよね。大学の広さや綺麗さもさることながら、周りのいかにも「学生街」な雰囲気が結構うらやましかったです。あ、坂道は辛かったけど。

 午後は、朝お会いしたY岡先生たちの「要約ワークショップ」へ。

 「一番前に座ってたら当ててやるよ」と脅されてたので、目立たないように座ってみたものの、こちらも前日の疲れからか途中で無意識との狭間を行ったり来たり。発表者にもバレていたようで、あとで言われちゃいました(笑)ごめんなさい。後半はちゃんと聞いていたよ。

 でも、要約って難しい。そこにあえて切り込んで行こうとしているチャレンジングな姿勢に拍手です。「いろんな答えがある」分野こそ、みんなでああだこうだ具体的な例を出し合って、蓄積して、なんとなくの公約数を見つけていく作業が必要でしょう。それはライティングも同じかな、と感じました。

 そのあとは各地方支部のフォーラム。

 これもシステムがわかっていなくて、いくつかの支部の発表を時間差で聞けるものと勘違いしてました。最初地元関東支部の部屋にいたんだけど、始まる直前に気づいてあわてて移動。東北支部の発表を聞きました。

 ここでは求道塾で仲良くさせてもらっているM本先生が発表者で、しかも中学生のライティングタスクについて発表するということだったので、楽しみにしていました。「交換日記」の実践を紹介してくれましたけど、ライティングにとって聞き手の存在の大切さを実感させられる実践でした。個人的にはそこで扱うテーマについてが最近のぼくの関心のあるところなので、その辺の話はまたいろんな人に伺っていきたいですね。東北支部は使用言語が英語でしたけど、みなさんわかりやすく発表してくださいました。面白かったです。

 フォーラムのあとはレセプション。

 いろんな方にご挨拶できました。Twitterやブログなどオンラインで交流させてもらってる方々にも声をかけもらえました。ありがたいですね。初めてお会いした方々にとっては、ブログの文章とアイコンと実物があまり一致しなかったみたいですね。まぁそのギャップを楽しんでもらえてればいいんですけど。こちらとしても普段顔の見えていなかった読者の方々とつながれて、世界が広がった感じです。

 こうやって多くの人にお会いできて、交流させていただくことができるのも、大きな大会の醍醐味ですね。楽しかったです。

 この夜は近くで淀川花火大会が開催されてて、ホテルの周りも大混雑。早めにホテルに引き上げました。なにより、ちゃんと寝ないとちゃんと学べなくなっちゃうことを身をもって学んだので、この夜は早めに就寝。

 という1日目でした。