Evernote名刺管理術

 「Evernoteハンドブック」 を参考にして、自分なりにやってみました。「術」というほど大げさなテクニックではありません。ただ単に、もらった名刺を全部ScanSnapEvernoteに取り込んでみただけです。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

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 以前はScanSnapしたデータを付属の名刺管理ソフトに読み込んでたんですけど、どうせよく連絡取る人の電話番号やメールアドレスは勝手に履歴に蓄積されるから、そっちからアドレス帳に取り込んだ方が早いだろう、ということで、あくまで名刺を画像で保管&整理しておくことにしました。(しかも、以前名刺管理ソフトとアドレス帳を同期したときには、間違えて名刺管理ソフト上のデータのみを上書きしてしまい、アドレス帳データをほとんど消してしまった苦い失敗の記憶も…)

 で、実際にやってみると、これがすごく便利。何がいいって、「タグ管理できること」と「名刺と一緒にメモが書き添えられること」が最高です。

 タグは「英語」「中学」「企業」などの基本属性の他に、「JASELE2010大阪」「KATE2009埼玉」みたいに、その人と会ったイベント名なども付記できます。というか、名刺がやり取りされるのって、そういうイベントだから、イベントとか場所から記憶をたどれるので便利です。何回も会った人の場合は、複数のイベント名をタグとしてつけておけばいいんだし。

 で、タグだけでは伝えきれない細かいエピソードは「メモ」で補足。もっともEvernote自体がメモアプリなんだから、これは非常にまっとうな使い方ですね。ちょっとわかりにくいけど、こんな感じ。名刺画像の下にその時聴いた話や、会った場所なんかを書き加えておきます。

 これで自分だけの人脈データベースができあがっていきます。EvernoteならiPhoneでいつでも閲覧&追記ができるのが何より魅力です。人と会ったら、名刺の有無はともかくまずその場でEvernote上にその人のメモを作っておいて、印象や関連事項をメモしておく。帰宅したら名刺をスキャンして貼り付ける。なんて使い方がいいかもしれません。

 あとからどんどん情報やデータを書き足していけますので、相手の肩書きが変わって新しい名刺をもらったりしたら、それも取り込んで足していくとその人の「成長データベース」っぽくて面白いですね。

 ただ、これだけの個人情報をiPhoneなどに入れて持ち歩くのはすごく便利ではあるのですが、万が一落としてしまったりしたら大変です。そう考えると、個人的には mobilemeの「iPhoneを探す」機能 が手放せなくなってしまいました。万が一の時に、遠隔操作でiPhoneをロックしたり、場所をGPSで知らせたり、最悪の場合中身を抹消できるサービスです。有料のmobilemeは他の無料クラウドサービスに比べると正直しょぼい内容なんですけど、この機能のためだけに契約を継続しているような気がします。

 この夏は、学会等で多くの方とお会いしました。配った名刺の数も150枚を超えています。今後、どこかでそんな「つながり」が自分の「財産」になっていくように、しっかりと人脈を育てていきたいです。

 取り込みが終わってない名刺があと少し。もう少しだけ作業がんばってみようかな。