で、帰宅後は宇多田ヒカルのライブUSTREAM中継に釘付け。横浜アリーナのライブを無料で生中継しちゃうんだからすごい。画質も音質も綺麗で、十分満足できるレベルです。
時々(しかもいい場面で)落ちるのはご愛敬ですが、無料ですからね。文句は言えません。まぁ、感動のシーンでニュース速報テロップとかも入らないし(笑)、個人的には快適に映像を楽しめましたよ。
で、せっかくなんでiPhoneで受信したライブ映像をプロジェクターで映して、音声はAirPlay経由で部屋のBOSEヘ転送。臨場感のある空間でライブを楽しんでみました。これいいなぁ。いいテレビ持ってたら、AppleTVも買って映像も転送したくなりそう。
しかし、USTREAMのメインチャンネルで約6万人、サブチャンネルで約3.5人万が試聴。横アリのキャパは最大1.7万人ですから、少なくとも10万人以上が、今夜あの映像をリアルタイムに見ていたと思うと、この先音楽産業はどう変わっていくのかと、しみじみ考えてしまいます。
でも無料であの映像を見れたとしても、お金を払ってでも会場で聞きたい、見たい、体験したい、と思う人たちはたくさんいます。むしろ、あの映像で「行きたい!」と思った人も多いでしょうから、広告戦略も根本的に変わっていくでしょう。お金を払っても見たい、と思えるクオリティーのものだけが、商業的エンターテイメントの世界に残っていくのでしょうね。少なくとも、テレビの音楽番組とかは、もう少し在り方を考えないと、存在意義がなくなってしまいますね。
それくらい衝撃的な体験でした。
さて、10年くらい前に見た宇多田のライブDVDでは、正直MCが微妙で、「CDはいいけど、ライブはちょっとなぁ…」と思っていたんですが、さすがに歳を重ね、少しは落ち着いた宇多田さん。今日は本当に安心して見ていられる、素敵なライブでした。むしろTwitterなんかも含めて、人となりが受け容れられてきたから(こっちが慣れて来たから)かな?
しばらく表舞台を離れてしまうのが残念ですね。私も負けずに「人間活動」に励まなくては。