2年目でわかること

 今日は院生だけでの自主読書会。

 昨年読んだ文献を読み直してますけど、当時の自分のメモとかを見ると、ちゃんとわかってたのか怪しい感じ(笑) 今読んでみると当たり前のことが書いてるのに、当時はかなり苦労してましたね。時間があるときにこうやって読みなおすのも大事だなぁと実感しました。

 当時は学んでいることの全体像が把握できてなかったので、今どのへんのことを学んでいるのか、手探り状態でした。だから頭にもなかなか入らない。きっと同じ説明を何度も何度も読んだり、聞いたりしてたはずなのに。

 でも、最初から全体像だけを見せられても、きっとぼんやりしてしまって、やっぱり理解できなかったと思います。結局は森レベルと木レベルを行ったり来たりしながら理解していくしかないのかな、と思います。何より、こうやって「2年目」の視点で学ばせてもらうことのありがたさを実感しています。残り時間が少なくなってきてますけど、がんばらなくちゃなぁ。

 そう考えると、一度学んだことを再度学び直す機会(や時間的な余裕)のあまりない中学生は大変だなぁと思います。新学習指導要領でも「繰り返し学習」の大切さが謳われてますけど、これはホントにそう思います。「あの時はよくわからなかったけど、今になってわかってすっきりした!」って思いをさせてあげたいですから。

 部活などでは「先輩」になって、同じような場面(大会とか部内のトラブルとか)を迎えても、「少し成長した自分」で対処できたりするから、いいですよね。スパイラルな学びができています。でも勉強面ではなかなかそういう場面を作ってあげられないですもんね。「先輩」が勉強している姿を「後輩」に見せるような機会があればいいのに、と思います。

 明日はKATE(関東甲信越英語教育学会)の神奈川大会に行ってきます。今年は1日に短縮されての開催ですが、こうやって夏休みにアカデミックな話を聞きにいけるのも今のうちですから、楽しんで学んでこようと思います。こちらも「2年目」なので、より深く学んで来られるかな。会場にいらっしゃる方は、この顔を見かけたら声をかけてみてくださいね。