遅くなりましたが、先日の5月例会の振り返りです。
ご案内が遅くなってしまったにも関わらず、今月も多くの方々に足をお運び頂きました。都内や近県からもご参加していただき、12名を数えました。日曜開催ということで、私学の先生にも来ていただけたのも収穫です。本当にありがとうございました。
今月のテーマは「長文読解」もしくは「教科書の内容理解」ということで、2つの視点で考えてみることにしました。
1つめは、「何ができれば『テクストが読めた』と言えるのか?」ということ。つまり、例えばテストだったらどんな問題で「読めたかどうか」を測るのか、というお話です。先日実施したばかりの私の作った中間テストの問題を題材に、テストにおける読解問題のパターンを探りました。
もう1つは、「読めるようにするためにはどんな練習が必要なのか?」という視点で、具体的に授業中に教科書本文をどのように扱うか、というお話になりました。最近の私のこだわりは「意味順」と「名詞句」なので、それが身につくための練習などをご紹介しました。
ちなみに会の中でご紹介した書籍はこちら。
- 作者: 卯城祐司
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2011/01/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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テストと授業のつながりを考える意味でも、教科書本文の扱いは、古くて新しい問題です。この問題をずっと不安に思いながら授業をされている先生も多いように思います。今回も時間いっぱいまで議論が白熱しました。
このサークルの面白いところは、提案した内容について年齢や経験の差に関係なく、ああだこうだと率直に言い合える空気があるところだと思います。私が自信満々で提案したネタにも「でもこれだと…」「なんでこれは…?」といろんな質問や反論が飛んできます。
著名な方のご講演や講義、ワークショップでは味わえないスリリングな感じがあり、何より発表者(発言者)に一番学びがあります。そういう意味でも、「こんなプリントやってみたんですけど、どうですかね?」とネタを持ってきてくださる方がいると、嬉しいです。次回以降、そういう時間も意識的に設定していこうと思いますので、どうか気楽にいろいろご持参いただけたら嬉しいです。
さて、次回6月のSETC&ASTEKは6/16(土)を予定していましたが、事務局の私の部活動の関係で(大会なのです!)、別の日に設定させていただければと考えています。ちょっと間隔が短いのですが、6/10(日)あたりを候補として考えています。正式に決まり次第、改めてご案内させていただきます。