1時間で「読む」「書く」「聞く」「話す」をちょっとずつ

 暑い日が続いてます。今週から教室に扇風機が(1台だけ)設置されたので、連日フル稼働です。でも暑い暑い暑い。

 さて、常駐のALTが一時帰国中のため、先週と今週は代員のALTが来てました。今のALTはこの学校に結構長いので、生徒にとっては違った外国人の英語を聞くためのよい機会。

 ということで(そして期末テスト直後ということもあって)、ちょっと特別編成のレッスンを2回ほど組んでみました。以前ご紹介した「モダン・ペンタスロン(近代五種)」です。グループごとに読んだり書いたり話したり違う活動に取り組み、それを数分ごとにローテしていくというアレです。(→詳細はこちら) タスクの数に応じて「ダブル・トライアスロン」とか「ペンタスロン」とか呼んでたけど、今回は1つ減らして「4種競技」と言った趣き。読む、聞く、書く、話すの4技能に絞って、練習することにしました。

 教室はちょうど4つのテーブルのまとまり(「川」や「島」や「号車」などとも呼びますね)があるので、それを利用しました。廊下側の「川」はリーディングで、某書に載っている読解教材をざっくり読みます。これに載ってる英文って、ホント馬鹿っぽくて個性的で、中学生が笑いながら夢中になって読んでくれます。オススメです。

 2番めの「川」 はリスニングということで、別室で市販のリスニングテストを受けてきます。複数教員で指導できる強みがこのシステムでは活かせることに改めて気づきました。

 3番目はライティング。1回目は1年生の教科書本文をひたすら「カキトリン」させたけど、今日は「4コマ英訳」にチャレンジさせました。

 一番窓際の4番目の「川」はスピーキングということで、ALTがテーブルに入り、テーマを決めてフリートークでした。1つの「川」には8人くらい生徒がいるので、1回目のときは4人ずつに分けて、5分くらいずつ交代で会話させましたけど、今日なんかはもう8人いっぺんにグループレッスン。ALTがうまく話をあちこちに振りながら、発話を引き出してました。ALTは1時間話しっぱなしですけど、充実感は感じてもらえたみたい。

 それに引き換え私の仕事は、9分おきに"Stop!"とか"Go to the next stage!"とか叫ぶだけ。なんか申し訳ないですね(笑)時々巡回したり、ライティングのグループを支援したりしてました。4ローテなので1つの活動に約9分とじっくり取り組めるので、前にやったペンタスロン(5種類)より、落ち着いて取り組めていました。

 暑くて動くの辛い日に学期末や会話テストを授業内で実施したい時、ALTが数回だけ来るなんて時にオススメのシステムです。