ずいぶん前に某所でオススメされてて自分のiPadにはインストールしていたものの本格的に使用してはいなかったのですが、今月実習生の授業を参観する際に試しに使ってみたところ、とっても便利だったので今更ながらのご紹介です。
(公式サイトはこちら→LessonNote)
こちらはもともと数学科教育系のプロジェクトと共同で開発されたアプリで、授業中の生徒の発言や気行動、教師の発問や参観者の気づきなどをリアルタイムにメモしていくことで、授業後に客観的に振り返ることができるようにする授業記録ツールです。無料というのも素晴らしい。
座席表を予め作成し、授業の開始とともにアプリをスタート。あとは授業中に気になったことがあれば座席表から生徒のアイコンを選択し、指で手書きのメモをしておくだけです。「教師の指導」「生徒の動き」「参観者の気づき」と色分けして分類することも可能です。
記録した時間が自動的に残りますので、授業開始何分でこの活動に入ったのか、など授業の流れを記録するのも楽です。(あとでこの活動に半分くらいかかったのか、客観的に振り返ることができます)
iPad2以降であればその場で撮った写真なども取り込めますので、生徒のノートをメモしたり、板書を残しておくこともできます。
おお、これは便利だ。これで授業参観の際は指導案とiPadだけ持ってればペンを握る必要もないし、とってもスマートです。あとは願わくばこの記録メモを何らかの形式で外部に書き出すことが出来ればパーフェクトですね。さらなるバージョンアップに期待。
で、これを使ってて思ったのは、生徒の発言や素朴なつぶやきを記録したり、個別の生徒のがんばりや課題を簡単にメモできる、というこのアプリの特性を考えると、これをいわゆる「閻魔帳」として使えるんじゃないか!ということです。というか、そういう風に使いたい! 複数の授業にまたがって長期的に個別の生徒の記録が蓄積されるし、あとで統計的に分析できたりしたら最高じゃないですか。席替えにも対応してくれたら完璧です!
ということで、どなたかがこのアプリを教師向けの生徒のがんばり蓄積ツールとして再開発していただくことを強く強く希望します。(常に他力本願)有料でも買っちゃうなぁ。
追記
LessonNoteのFacebookページを見ていたところ、現在テスト中の新バージョンでは「LessonNoteで記録したノートをインターネット上のデータベースにアップロードし、印刷したり、他の人に見せたりできるようにする」とのことです。超期待!
さらに追記
コメント欄にLessonNote開発者の方から貴重な情報をいただきました。深謝。