「意味順」書き取りシート

 先日の「ノート指導」の記事で触れましたが、ノートに本文を書き写させる際の補助シートとして、「意味順」書き取りシートを使っています。なかなかよいかなと思ったので、1年生にも拡大。

 実際にこのシートに書き写してみればわかりますが、なんか気持ちいいんです。

 日本語の「意味順」ガイドに従って、意味も考えながら、でも英語的な語順で言葉を書いていると、自力でスラスラ英語を書いているような錯覚に陥ります。ホントに錯覚なんだけど、この錯覚を通して、英語で書くための基本回路を身につけてほしいなぁ、と思うのです。

 音読練習をして、自力で再生するトレーニングをしたあとなら、ますます自力で書いている感を味わえると思います。最終的には、多めに刷っておいてどっかに置いておくので、テスト前に自学するための教材として活用してほしいと思っています。

 作り方としては、下図のように、まずは本文を17ポイントくらいの大きさで打ち込んで(コピペして)、それに合わせて、それぞれの下の「意味順」ガイドを調節します。B5版だとそれくらいで、実際に中学生が書く上でちょうどいい大きさになるかな、と思います。

 で、バランスを整えたら、その英文(図の赤字の部分)のフォント色を白にして印刷すれば完成です。簡単です。

 前回も書きましたが、「意味順ガイド」に合わせるために、字の大きさを調節しようとするので、ただ4線ノートに書かせるより、丁寧に、字の大きさをコントロールしながら書いてくれると思います。

 前任校の生徒の話では、近隣の某塾では、教科書の英文の行間に、完全な文になっている日本語訳を塾長が読み上げ、それをひたすら書き写す、という授業をやってるみたいだけど、それよりよっぽど練習になると思うんだけどなぁ。

 このシートだけ取り出したExcelファイルも置いておきます。よかったら、ご活用下さい。
英語_1年_意味順書き取り_L9A.xls 直