たまには立ち止まって振り返ってみる

 今日は中学校初任者研修教科別研修のお手伝いに行ってきました。

 ここ数年、ICT活用の枠組みでお呼ばれしてましたが、今年度はもっと広い意味での教科指導の枠組みでお声かけいただき、個人的にはより伝えたいことをダイレクトにお話できたので、とてもありがたかったです。ここぞとばかりに、ここ数ヶ月個人的に推している「英語の骨組み」のお話をさせていただきました。

 越谷市が中核都市になり初任研も独自開催しているためか、初任者の人数は例年より少なめ。といっても、私たちの世代とは比べ物にならないくらいいますので、毎年のことですが、うらやましく思います。あれだけの仲間と情報を交換していければ、すごい財産になっていきますね。つながりを大切にして欲しいです。

 ブログを宣伝してきたので、はじめてこのブログを読んでくださっている初任者の方もいらっしゃるかと思います。更新頻度は低いですが、少しはお役に立てる情報があるかと思います。ご活用いただければ幸いです。

 今日は、初任者の先生方の模擬授業を見る機会もありました。そこで感じたのは、やはり「アクティビティー」の捉え方。ずいぶん前に「アクティビティー考」という記事でも書きましたが、特定の文法項目を定着させるための活動を毎回考えるのは時間とエネルギーが要ります。そういう意味では、まだ校務分掌等もそれほど重くない初任者のみなさんにとっては、今こそそういうことをじっくり考えて、試行錯誤できる時期だと思います。そして、やがてもう少しコストパフォーマンスのいいアクティビティーが必要になる時期も、きっと来ると思います。そうやって、次の段階に進んでいけばいいんだと思います。

 初任研にお邪魔するたびに、自分の初任者の頃を思い出します。若かりし頃の危なっかしい自分を振り返るとちょっと恥ずかしくもなるのですが、そんな初任校で指導した生徒の一人が、今日の講座を初任者として受講してくれていたりするわけですから、時間の流れと素敵な縁を切実に感じてしまいます。

 よかったら今後も時々ブログを読んでくださったら励みになります。少しずつでも書かなくちゃなぁ。

 あ、今日のスライドはこちらです。初任者の先生方向けに公開しておきます。
初任研2015.pdf 直
 この「骨組み」のお話に興味を持ってくださった方は、ちょっと先ですが来年の1月10日に都内でお話する機会がいただけそうですので、よかったらその際に足をお運びいただけたら嬉しいです。詳細は、また改めてご案内いたします。