書く書く然々

 暦の上ではまだですが、活字の世界ではもう新年度ですね。

 2015年度は大修館『英語教育』にて特に若手の先生方向けの記事を、そしてNHK出版の『エイエイGO!』では、はじめて英語学習者向けに英語学習方法を紹介する記事を、それぞれ書かせていただきました。

 そして、引き続き2016年度も、この2つの場所で、記事を書かせていただくことになりました。

 大修館『英語教育』は、「先輩教えて ここが知りたい 授業のコツ・仕事のコツ」ということで、2ページに拡大されました。

 昨年度は教師としての仕事術的な内容でしたが、新年度は授業そのものについてフォーカスしていますので、よりダイレクトに英語教育を語ることになりました。2人の教師がそれぞれの立場・考えでお題に対して自分の考えを綴る「対バン」形式の連載スタイルも継続です。しかもこれまでの「5人組」に加えて、お二人の女性の先生が執筆陣に加わりましたので、より多様性が感じられる連載になると思います。私はさっそく4月号に登場させていただきました。福島の松本涼一先生と「対バン」してますので、よたったらご覧ください。

英語教育 2016年 04 月号 [雑誌]

英語教育 2016年 04 月号 [雑誌]

 そして昨年度の放送が好評だったようで、リニューアルして新作が放送されることになった2016年度の『エイエイGO!』。こちらでは、前々から挑戦してみたかった「マンガで英作文」という連載に取り組むことになりました。

 今回の連載では、ある表現がどんな場面で使われるか、そしてある場面ではそういった表現がどんな風に使われるか、という2方向から表現と場面を考えます。4月号ではDo you like natto?という疑問文が実際に使われる場面を考えたり、Do you〜?を使いたくなる場面をマンガで提示したりしています。

 前回は1年間自分でイラストを描かせていただきましたが、今回は提示するマンガがより適切に英文を引き出せるように、細やかなところまで配慮をしたかったので、プロのイラストレーターさんにお願いをしました。とはいえ、私の元々の絵柄やゆるいマンガのネタを考え、私がいいなぁと思う方にダメ元でお願いしていただき、運良く引き受けていただくことができました。ちなみに『エイゴラボ』の1年生を担当してくださっている坂木さんという方です。ゆるくてシンプルな線なのに、場面の持ついろいろな意味をわかりやすく伝えてくださっていて、絵描きの端くれとして個人的にも勉強になります。

 この連載はテレビでの放送はない独立したコーナーで、今年も靜先生と及川先生というお2人の恩師と一緒に担当させていただいています。本当に光栄なことです。今年は「エイエイGO!+(プラス)」というコーナーとしてまとめていただいていますね。

 これまでも書くことで学んできた私ですので、新年度も少しずつ新しいことにチャレンジしながら、自分自身を成長させていきたいです。よかったら書店でお手にとっていただけると嬉しいです。