あけましておめでとうございます。
年々忙しくなってきていて、すっかり更新頻度も持ちてしまいましたが、昨年1年間で272,283ものアクセスをいただきました。10年近く前の記事にも定期的にアクセスがあって恥ずかしい気持ちもありますが、私自身も古い記事を読み直すきっかけをいただき、初心を取り戻すことができています。本当にありがたいです。
ちなみに、昨年1年間で最も読まれていた記事ベスト3はこちら。やっぱり古い記事が多いですね。
第1位:スピーチコンテストの「内容」点はどう評価するべきか?
第2位:ドラえ○んの前置詞講座
第3位:現在分詞の形容詞的用法
元日の時点で、1,995,000アクセス前後。あと数日で、200万アクセスを突破しそうです。200万ってすごい数字ですね。記念に何かできればいいんですけどね。10周年も何もできませんでしたから。ということで、今年はブログも今まで以上に頑張りたいと思います。
私自身のことを振り返ると、昨年は担任を持たなくなったことが一番大きな変化で、生徒を見つめる距離感が大きく変わりました。もちろん、授業で生徒と接している分には変わらないはずなんですけど、生徒から見てもやっぱりちょっと違う位置感なんだろうな、と思います。9ヶ月終わって、やっと感覚に慣れてきたというか、この距離感だからこそできることを見つけよう、という気持ちを持てるようになってきました。
サークルも、若手の先生方が多く来てくださるようになって、自分の役割も変わりつつあるなぁ、と思っています。出張等で年次研修をお手伝いさせていただく機会も増えましたし、私が若い頃先輩方から教わったように、私が伝えていかないこともあるんだろうと思います。とはいえ、私の実践を見ていただくことで、いいなと思うことは勝手に広がって、深まっていくのではないかと思うので、別にサークルで偉そうに「指導」とかするつもりはありませんけど。
今現在、私自身の関心は「意味順指導法」にあります。
「意味順」はどちらかというと学習者向けの意味順「学習法」として広がってきましたが、そろそろ教師向けの意味順「指導法」がまとまっていけばいいな、と思っています。正確に言うと、「指導法」というよりもっと指導の根底に流れるOS(オペレーションシステム)としての意味順、なんでしょうけど。
私もこのへんで、これまで自分なりに取り組んできた意味順指導を一度整理してみたいと思って、いろいろ読み直したり、考えたりしている年末年始です。一番感じているのは、中学校3年間で学ぶ文法項目ってもっと軽重つけて扱うべき、ということです。そんな話をさせていただく機会を近々いただけそうなので、近いうちにまたご案内しますね。
- 作者: 田地野彰
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ということで、2017年も「英語教育2.0」ともども、よろしくお願いいたします。